“人見知り”久野美咲、鈴木央に酔って話しかけた過去 「全然覚えていないです…」「でも僕は話したことあるから(笑)」
■久野、まさかのど忘れ!? ――そんなお二人は『七つの大罪』からのご縁で、関わりは長いんですよね。 久野:実は『七つの大罪』の時もほとんどお話をしたことがなくって…。 ――そうなんですね! 久野:私、本当に人見知りで。央先生がお忙しい中、よくアフレコ現場に来てくださっていたんですけど、キャストのみんな、央先生と話したくってわーって囲むんです。でも、私はそれをスタジオの隅から見ていました。 鈴木:『七つの大罪』の打ち上げで酔った時には話しかけてくれていましたけどね。 久野:え! そうなんですか? 全然覚えていないです…。 鈴木:覚えていないだろうなと思って、その時も話していました(笑)。でも『ライジングインパクト』からはよく声をかけてくださったんです。僕もアフレコの現場に行った時は、キャストさんたちと話をしたいけれど、どんな風に声をかけていいか分からないんですよね。結局「お疲れさまでした」しか言えない。 久野:主人公だから頑張ってコミュニケーションを取らなくちゃって思って(笑)。今回、『ライジングインパクト』の最終話のアフレコのあと、音響打ち上げで隣の席に座って初めてがっつりお話したんですよね。 鈴木:いや、でも僕は話したことあるから(笑)。 久野:あははは! 鈴木:久野さんが酔っているから忘れているだけだよ。 久野:私の記憶に残っているのは『ライジングインパクト』の打ち上げが初めてで…(笑)。やっと央先生と一対一で話せた! って感動していました。 鈴木:(笑)。でも、本当に人見知りじゃなくなったなと思ったよ。 ――お付き合いが長いからこそ、変化も見ていらっしゃるんですよね。 久野: 10年前ですもんね、初めてお会いしたの。 鈴木:本当に昔の久野さんはシラフだと一切話しません。 久野:そうなんです、シラフだと(笑) 鈴木:誰かの影に隠れていた感じがありましたね。話はするけども、か細い声で一言かけてくださるみたいな。本当に大人になられたと思います。素晴らしいですね。 久野:なんだか恥ずかしくなってきちゃいました(笑)。 ――では改めて本作の見どころを最後に教えていただければと思います。 鈴木:ガウェインは、僕の中では普通の小学生の男の子です。格好いいけれど、かわいさもあって、かつプニプニしたところがある。『七つの大罪』で久野さんがホークという豚を演じた時に足音を口で「トントコトントコ」と演じてくださったんですけど、今回も「プニプニ」も口で演じてくださって。また新しいガウェインという生物を作ってくださったなと思っています。その上で、ほかのキャラクターがいい化学反応を起こしていて、いい作品になっているなと思うので、そこを見ていただきたいですね。音は大事です。 久野:この作品には、ガウェインを始め、いわゆるギフトという才能を持ったキャラクターたちが出てきます。一見すると、あまり身近に感じられないキャラクターだと思ってしまうかもしれませんが、実はみんなものすごく努力をしているんですよね。どんなにすごいって思う人でも、誰にも見えないところでそれぞれ頑張っているんだなって。どんな時でも諦めずに、ライバルにも、そして自分にも負けないように努力している姿を見ていると、私たちも頑張ろうと勇気をもらえます。ギフトにおごり高ぶることなく、心から楽しむ気持ちを忘れずに、強くなるために努力を重ねていく…そんなガウェインを演じれば演じるほど、どんどんガウェインのことを大好きになっていきました。この作品をご覧になる方たちの胸にも、何か届くものがあったらいいなぁと心から願っています。