【センバツ】2日目に“新基準バット”で大会第1号が飛び出す 明豊は劇的サヨナラ勝ち
◇第96回選抜高等学校野球大会 2日目(19日、甲子園球場) 春の選抜高校野球の2日目。3試合が行われ、大会第1号が飛び出したり、9回サヨナラ勝利が生まれたりするなど劇的な展開が繰り広げられました。 【画像】春のセンバツ高校野球 モイセエフが大会第1号を放つ
阿南光(徳島)11-4豊川(愛知)
32年ぶりの出場を果たした阿南光は東海大会優勝の豊川と対戦。 阿南光は初回に2点を先制すると、2回も2アウト満塁から西村幸盛選手が左中間を抜く3点タイムリーヒットを放ちリードを広げます。 8回、阿南光が5-1とリードする中、打席には豊川の3番モイセエフ ニキータ選手。1アウト1塁の場面で3球目を振り抜くと打球はライトスタンドへ。大会第1号は、“新基準バット”に完全移行してから初のホームランにもなりました。 それでも、9回に6点を追加し豊川を引き離した阿南光、11-4で勝利し2回戦進出を決めました。
明豊(大分)1×-0敦賀気比(福井)
第2試合は、投手戦となりました。敦賀気比はエース竹下海斗投手が被安打6、4奪三振、無失点の好投。対する明豊も2年生の寺本悠真投手と3年生の野田皇志投手の2投手がリレーし、無失点で抑える好投をみせます。 9回、明豊は2番手の野田投手が3者凡退で抑えます。すると、その裏、2アウト1、2塁の場面で石田智能選手の放った痛烈なゴロをショートがはじくと、ボールはライト方向へ。そのライトが捕球しホームへ送球。間一髪で走者がホームに生還しサヨナラ勝ちとなりました。
健大高崎(群馬)4-0学法石川(福島)
33年ぶりの春のセンバツ出場となった学法石川と対戦した健大高崎は6回、ヒットとエラーで2アウト2、3塁のチャンスを作ります。ここで好投していた学法石川の佐藤翼投手がワイルドピッチ。その間にランナーが生還し、先制点を奪います。 続く7回、健大高崎は9番の佐々木貫汰選手と2番の田中陽翔選手、そしてキャプテンで4番の箱山遥人選手の3人のタイムリーヒットで一挙に3点を奪いました。9回に2アウト満塁のピンチを迎えた健大高崎でしたが、最後の打者をショートライナーに打ち取りゲームセット。学法石川を4-0で破り、2回戦進出を決めました。