WHITE SCORPION、1周年記念ワンマンライブ“追撃”開催「これからを生きる理由になります」:レポート
WHITE SCORPIONが7日、東京の竹芝ニューピアホールでデビュー1周年を記念した『WHITE SCORPION 1st Anniversary LIVE~追撃。~』を行った。 【写真】『WHITE SCORPION 1st Anniversary LIVE~追撃。~』の模様 約半年間のオーディションを経て結成され、昨年12月に1stデジタルシングル「眼差しSniper」でデビュー、今年の9月には集大成となる1st mini album「Caution」のリリースと初のワンマンライブ“WHITE SCORPION 1st ONEMAN LIVE ~初撃。~”を成功させた秋元康プロデュースの11人組アイドルグループWHITE SCORPION。 デビューからちょうど丸1年の12月7日(土)東京の竹芝ニューピアホールにてデビュー1周年を記念した “WHITE SCORPION 1st Anniversary LIVE~追撃。~”を開催した。 これまで活動で着用してきた6パターンの衣装とメイクで登場するメンバーとともに365までカウントアップするオープニングVTRから、1曲目「眼差しSniper」はHANNAの「暴れろ~!!!」の掛け声でスタート。「雑踏の孤独」「コヨーテが鳴いている」と立て続けてパフォーマンスしたが、この冒頭3曲はダンスパートを折り込んだREMIXが施され、メンバーの切れ味の良いダンスの見せ場の多い構成で一気に会場を盛り上げていく。 中盤、7日配信スタートしたWHITE SCORPIONにとっては新境地となるアオハルな等身大のラブソングである6thデジタルシングル「I do love you!」のミュージックビデオ(以下MV)とパフォーマンスの初お披露目があった。 このMVは3作連続となる新宮良平監督による作品であるが、初めてメンバーの笑顔があふれる作品となっており、同じく初めての野外ロケによる晴天の青空が印象的で、青春ムービー的躍動感のある作品に仕上がっている。新宮監督は「明るい曲だったのでメンバーが本来持っている元気な明るさと、現場での空気感がそのまま詰まったような映像になりました。また新しいWHITE SCORPIONの形が提示できたと思っています。バスケットコートでのカットはメンバーのアドリブが多いのでぜひ楽しんで頂けたらと思います。」とコメントを寄せている。 また、コレオグラフィーを担当したINFINITY加藤由唯は「いつもはかっこ良い曲調のWHITE SCORPION、今回は明るい曲調で曲名も「I do love you!」ですが、ハートなどのポーズはあえて作らずメンバーのダンスや表情で伝わるようにステップを多めに青春をイメージしながら振り付けました。振付の中でスケートボードに乗っている様なスケボーダンスやWHITE SCORPIONのポーズも何回か出てくるので注目していただけたら嬉しいです。」とコメントを寄せており、サビの最後で魅せる“スケボーダンス”のシーンが特徴的だが難易度は高い。 初披露を終え、NATSUは「初披露なのにこんなにコールとかみんな盛り上がってくれて、今日リリースされていっぱい曲を聴いてくれたんだろうなと、すごく愛おしい気持ちになりました。みんなにI do love you!です!」とファンへの愛を語り、CHOCOは「いままでのWHITE SCORPIONにはなかった明るい雰囲気の曲なので、いつものパフォーマンスの時とはまた違ったみなさんの笑顔を見ながら踊れてとっても楽しかったです。ありがとうございます!」と新曲のパフォーマンスに手応えを語った。 クライマックスは本編の終盤にNICOからファンへのメッセージを読み上げたシーンだった。 「WHITE SCORPIONは、あなた方が想像していた理想のグループになれているのでしょうか・・・・・。まだ、あなた方に、SCOPISTと名前がついていなかった頃、楽曲に対するコールをどうしたらいいのか一生懸命考えてくれた事、凄く嬉しかったよ。一緒にWHITE SCORPIONの楽曲を育ててくれて本当にありがとう!アイドルとして、NICOとして、そしてWHITE SCORPIONとして、悩んで苦しんで・・・それでも這いつくばって進んでいけるのも、ありのままの私達を受け止めてくれたSCOPISTのあなた方が傍にいてくれたからです。なかなか思い通りに進めなくて、現実を見つめることすら嫌になって、感情が溢れて、溺れて・・・そんな時も私を救ってくれたのは、SCOPISTあなた方の存在です。本当にありがとう! そんなかけがえの無いSCOPISTあなた方の為に、改めて約束します! 今を頑張る理由に、そして、これからを生きる理由にWHITE SCORPIONがなります。1度きりの人生、この11人にかけてみてください。WHITE SCORPIONは最強です。」と涙を交えながらファンへの感謝の気持をぶつけた。 アンコールではもう1曲の新曲「純愛トースター」の初披露も行われたが、ジャンル的にはこれまでのWHITE SCORPIONの系譜に沿った楽曲であり、少し大人のビタースウィートな純愛歌に仕上がっており、初披露を終えACOは「『I do love you!』と対照的な曲だと思うんですけど、私はすごくこの曲ぶちあがって大好きです! みなさん好きになってもらえましたか?」と興奮気味に語り、COCOは「ハートポーズとかみなさんが真似できるポーズがたくさん入っているので、是非何回も見て一緒に踊ってみてください。」とアピールした。 全10曲のパフォーマンスながら“妄想デートカラオケパート”や“クリスマスコーナー”などを交えた密度の濃いワンマンライブはラスト「Satisfaction Graffiti」後の記念写真の場面でファンからの1周年記念ケーキが登場して和な雰囲気の中、HANNAが「この1年、SCOPIST(ファン)のみなさんと出会えて本当によかったです!みなさんの側で私達11人は成長し続けるので、これからも応援よろしくお願いします!」と思いを語りコンサートは幕を閉じた。 2年目の活動に突入し、まさに追撃から迫撃にシフトチェンジしてその活動範囲が広がることを期待させるワンマライブであった。