【有馬記念 調教分析】ドウデュース「余力十分で今がピーク」 ベラジオオペラ「上昇度は一番」
増本 ドウデュースが抜群に動くのはいつものことなので、もう説明はいいでしょ。 内海 確かに相変わらずバンバン好時計を出してるけど、秋3走目で疲れとかないの? 増本 もう余力十分で、秋3走目で今がピークなんじゃないかと思うくらいです。この気持ちのいい追い切りも見納めかと思うと、なんだか寂しいですね。 内海 ふーん。で、栗東からはもう一頭、ベラジオオペラがS評価なのね。 斉藤 上昇度でいえばこの馬が一番。前走と全然違いますもん。 内海 そんなに違うの? 斉藤 夏負けの影響があった天皇賞・秋では前進気勢はあっても、体がついてきていない感じだったんですよ。今回はフットワークが明らかに軽い。最終追い切りのラスト1ハロンは前走と同じ11秒3でも、6ハロンは85秒0から82秒8に2秒以上も短縮。同じ馬なりでも、楽に動けるようになっている証拠です。 増本 美浦はS評価が0頭じゃないですか。どういうこと? ちゃんと調教見てました? 内海 サボっていたわけじゃないぞ。美浦からも追い切りのイチオシを見いだしてやろうとスタンドで目をこらしていたんだけど、今回は本当にS評価に推せる馬がいなくてな。 増本 アーバンシックもダメなんですか? 内海 ダメじゃないよ。状態はいいと思う。ただ、先週より上向いているけど、動きだけで最高潮とプッシュできる雰囲気じゃない。レガレイラもそこまで目立たなくってな。 斉藤 それで来ちゃったら、どうします? 内海 ギクッ。