【母親裁判詳報①】半年ぶりの肉声…「瑠奈は死んだ」と言いだしたある“きっかけ”
親子3人が逮捕・起訴されたすすきののホテル殺人事件で、母親の7回目の裁判がきょう(2024年12月12日)午前11時から始まりました。 【画像】半年ぶりの肉声…「瑠奈は死んだ」と言いだしたある“きっかけ” 12日は、弁護側の被告人質問が行われていて、被害者家族に対し浩子被告は、「深く申し訳ないと思う」と述べました。 浩子被告が法廷で証言するのは、初公判以来、半年ぶりです。
【弁護側の質問】
Q)被害者と被害者遺族に対する気持ちは? A)もしこのような事件が無ければ、被害者男性には愛する家族とすごす時間があったと思うと申し訳ない。ご家族にも申し訳なく、深くお詫び申し上げたい(涙ぐみながら) ▼瑠奈被告について Q)瑠奈被告は中学から学校に通えなくなり、18歳から不登校になった? A)はい Q)対人関係でトラブルを起こしたことは? A)一度もない Q)学校の先生から呼び出されたり注意を受けたことは? A)ありません
Q)瑠奈被告が「瑠奈は死んだ」と言い始めたのはいつ? A)19,20歳の時くらい Q)きっかけだと思うことは? A)後悔しているのは、瑠奈の同級生が高校を次々と卒業していく中で、瑠奈は学校に通えていないので、単位が取れなくて卒業できないことを私はストレスに感じていた。学校にちゃんと通えていたら卒業できると思っていたので「どうしてできないか」と言葉にしたことを後悔している。そこから瑠奈が私と距離を置いたりしているので、ある意味一つのきっかけかと思っている Q)ゾンビ妄想が出る前は親として接していた? A)そう思います
Q)どう呼ばれていた? A)中学のフリースクールで遠くにいる私を見つけて、大きな声で子どものように「お母さん」と呼んで飛びついてきたのが印象に残っている Q)別人格は頻繁に変わる? A)最初は目まぐるしく変わっていて、誰かわかる?と言われて、判断が付かず、間違って名前を呼ぶと「違う」と激怒される Q)直接名前は呼ばない? A)名前を間違ったことで、娘が不安定になることがあったので、何とか名前を呼ばないようにしていた。結婚する前に私自身が兄からお嬢さんと呼ばれていたので、娘に対してはお嬢さんと呼んでいた Q)瑠奈は2人のことをなんと読んでいた? A)娘から名前を呼びかけられて会話が始まることはないが、私と会話する中で修さんのことを呼ぶときは「ドライバーさん」と呼んでいた。修さんに私のことを話すときは「彼女」と言っていたと捉えている
浩子被告は初公判で起訴内容を否認していて、「ほう助」という罪が成立するかが争点となっています。 きょうの公判は夕方まで続く見込みです。