米保険大手CEO銃撃、容疑者と特徴の一致する男逮捕 米ペンシルベニア州
(CNN) 米ペンシルベニア州アルトゥーナの警察は9日午前、米大手保険会社ユナイテッドヘルスケアのブライアン・トンプソン最高経営責任者(CEO)を射殺した容疑者と特徴の一致する男を逮捕した。アルトゥーナ警察署が報道向けの発表で明らかにした。 【映像】米保険大手CEO銃撃、容疑者の男を逮捕 発表によると同日午前9時14分、同署の警察官が男をマクドナルドの店舗で拘束した。法執行機関の当局者らはCNNに対し、男が4日の射殺事件で使用されたものと同様の銃及び消音装置を所持していたと説明した。 トンプソンCEOはニューヨークで会議が開催されるホテルに向かって歩いていたところを待ち伏せしていた男に至近距離から撃たれ、死亡した。容疑者は逃走し、警察が行方を追っていた。 上記のマクドナルド店舗の従業員は、客として食事していた男がニューヨーク市警の公開した重要参考人の写真に似ていると思い、警察に通報したという。 男の身柄を確保した警察によれば、男の年齢は26歳。上記の銃と消音装置に加え、偽造した身分証明書を多数所持していた。その中にはニューヨーク市警が当該の射殺事件で容疑者が使用したとみられるものも含まれているという。 また保険業界を激しく非難する2ページの文書も見つかったとしている。 男の逮捕容疑は上記の銃の所持に関連する内容。ニューヨークで起きた事件での罪を問うには同州への引き渡しが必要になる。