すすぎは最低2回!?梅雨に増える「部屋干し臭」“洗濯王子”に聞く原因と解消法とは
雨の日が増える梅雨の時期は、どうしても洗濯物が部屋干しになってしまいがち。気になるのは、“生乾き臭”です。せっかく洗濯をしたのに「乾いた後も臭い」「なかなか臭いが取れない」と悩んだ経験がある方も多いのでは?そこで洗濯のプロに、部屋干し臭の原因や「部屋干しの嫌な臭い解消法」を聞きました! 【動画】自宅で落ちる”夏の汚れ”!「ファンデ染み」の落とし方はコチラ【1分03秒~】
洗濯のプロが解説!「部屋干し臭」の原因とは?
アドバイスをしてくれるのは、長野県でクリーニング会社を経営し、様々なメディアにも出演している“洗濯王子”こと中村祐一さん。ちなみに中村さんの普段の洗濯方法は「一年中部屋干し」! 部屋干しは「紫外線で服が傷まない」「花粉などで汚れが付かない」「天気に左右されない」とメリットだらけだそう。 実は、部屋干しの嫌な臭いの原因は、部屋で干していることと関係がないとのこと。部屋干し臭がするのは、普段の洗濯で落としきれていない汚れが残っているからだそうです。
重要なのは「すすぎ」!洗濯機を回す際の3つのポイント
臭いの元となる汚れを落とすためには「すすぎ」がとても重要!中村さんに洗い方のポイントを聞くと「すすぎは最低2回、できれば3回行う」と良いそう。 多いと思うかもしれませんが、クリーニング店では通常3回すすぐそうです。汚れをしっかり流しきることで、嫌な臭いが残らなくなります。 洗濯機を回す際の3つのポイントも紹介します。 (1)衣類の量:洗濯槽全体の3分の2まで。入れすぎると汚れが落ちない原因になります。 (2)水の量:1段階多めの水量にする。水の量が足りないと汚れが落ちない原因になります。 (3)洗剤:無香料タイプを使う。汚れがしっかり落ちていないと、臭いは徐々に出てきます。衣類からのメッセージを掴むためにも、香りでごまかさない無香料タイプがオススメです。洗剤の量は、多いから汚れが落ちるという訳ではなく、多くても少なくてもダメ。目盛りに合わせて使用してください。 衣類を干す際は、湿度が低く、風通しの良い場所を選ぶと良いでしょう。
洗う前の洗濯物はどこに保管するのがベスト?
洗う前の洗濯物は、洗濯機に入れておく人や、洗濯かごに入れておく人など様々です。どちらがより臭わない保管方法なのか中村さんに聞くと「どちらで保管しても臭いは変わらない」とのこと。 洗濯前の臭いは、しっかり洗えば消えるそうです。ただし、濡れたまま放置するのはダメ!カビが発生してしまうため、自然乾燥させてから置いておくのがベストです。 不安定な空模様が続きますが、上手な洗濯方法で、部屋干しの嫌な臭いを撃退しましょう!