ＭＬＢ＝伝説の左腕バレンズエラさん死去、63歳 ドジャースなどで活躍
［２３日 ロイター］ - 米大リーグ（ＭＬＢ）のドジャースなどで活躍し、サイ・ヤング賞（最優秀投手賞）も受賞した伝説の左腕フェルナンド・バレンズエラさんが２２日に死去した。６３歳だった。 ドジャースはバレンズエラさんがロサンゼルスの病院で亡くなったと発表したが、詳細は明かしていない。 メキシコ出身のバレンズエラさんは１９８０年にドジャースでメジャーデビューし、翌８１年には１３勝７敗（うち８完封）、防御率２・４８の活躍でサイ・ヤング賞と新人王を史上初めて同時受賞。ラテン系ファンを中心に「フェルナンド・マニア」という現象を巻き起こした。 ９１年以降はエンゼルス、オリオールズ、フィリーズ、パドレス、カージナルスでプレー。通算成績は４５３試合（先発４２４試合）で２９３０イニング、１７３勝１５３敗、防御率３．５４、２０７４奪三振だった。 引退後は２０年以上にわたりドジャースのスペイン語中継で解説者を務めていたが、今月になって「健康に注力するため」として休養に入った。 ＭＬＢのマンフレッド・コミッショナーは声明で「フェルナンドは常にドジャースの歴史で愛される存在で、彼が鼓舞した何百万ものラテン系ファンにとって誇りの特別な源であり続けるだろう」と追悼した。
