台湾・頼清徳総統が米下院議長と電話会談か 米政府系メディア報じる 中国側は対抗措置とることを改めて示唆
太平洋島しょ国を訪問中の台湾の頼清徳総統がアメリカの下院議長と初めての電話会談を行ったと、アメリカの政府系メディアが報じました。 アメリカ政府系メディア「ボイス・オブ・アメリカ」は情報筋の話として、台湾の頼清徳総統が4日、マイク・ジョンソン下院議長と電話会談を行ったと報じました。 詳しい内容についてはわかっていませんが、頼総統が5月に就任して以降、アメリカの下院議長と電話会談を行うのは今回が初めてとなります。 頼総統は外交関係のある太平洋島しょ国への外遊にあたり、アメリカのハワイとグアムを経由。その途中、ペロシ元下院議長とも電話会談するなど、対米関係を重視する姿勢を強調しています。 これに対し、中国外務省の林剣報道官はこのように述べました。 中国外務省 林剣報道官 「台湾問題は中国の核心的利益の中の核心で、中米関係の超えてはならないレッドラインだ」 林剣報道官はアメリカ側に対し、▼台湾独立を支持しない約束を守り、▼中国の内政に干渉することを停止し、▼台湾独立勢力に誤ったシグナルを送ることをやめるよう、重ねて求めました。 また、「中国は力強い措置を講じ、国家の主権と領土を断固として守る」と述べ、対抗措置をとることを改めて示唆しました。
TBSテレビ