【なでしこ】監督決定最終段階「年内に決めて、年を越して1月から」佐々木則夫女子委員長
日本サッカー協会(JFA)の佐々木則夫女子委員長(66)が21日、都内で取材に応じ、女子日本代表なでしこジャパンの次期監督が引き続き決まっていないと報告した。 前日20日に女子委員会が行われたが、決定には至らなかったという。佐々木委員長は「まだ進行的には、終盤にはきていますが、まだ決定していません。決定したら皆さんにいち早く報告する」と明かした。 当初は年内決着を目指してきたが、12月12日に行われるJFA理事会には間に合わない見通し。現在、海外の指導者を中心に複数人に絞れているが、細部を詰めている段階だという。 「理事会を過ぎて、決議いただければ、年内に決めて、年を越して1月からいろいろやりたい。年明けの1月には方向性を示さないと2月のシービリーブス杯に間に合わないので、必ずや間に合わせたい」と話した。 なでしこは、今夏のパリオリンピック(五輪)後に池田太前監督が退任。新監督の招聘(しょうへい)が難航し、10月に東京・国立競技場で行われた韓国との親善試合では、佐々木氏が監督代行を務めていた。 その時、同氏は「候補とか、いい人材いるなとか、いろいろなことが交錯している。年内には何とか頑張ります」と年内決着を目指す方針を示していた。 チームは来年2月に米国で開催される国際親善大会「シービリーブスカップ(杯)」に参加することが決定。5度目の参加で2月20日にヒューストンでオーストラリア、23日にグレンデールでコロンビア、26日にサンディエゴで米国と対戦する。