【阪神】ノーノー翌日に完封リレーで雪辱 2年連続交流戦前の首位確定
◆JERAセ・リーグ 阪神3―0巨人(25日・甲子園) 阪神が無安打無得点を食らった翌日に完封リレーで雪辱した。打線も初回からの2本を含む8安打と意地を見せたが、岡田監督は「きょうはヒット出ると思ったけど。ビーズリーがゲーム作ってくれて大きい」と、6回3安打無失点の助っ人を称賛した。初回2死二塁で、岡本からこの日152キロで見逃し三振を奪った右腕。無四球、7奪三振で2勝目を挙げた。 「(戸郷は)すごいけど、彼は彼で自分は自分。スコアボードに0が並べば同じ」と力投。今季は11イニング無失点で2軍戦も含めると、40イニング連続無失点。「同じルーチン、いつも通りを心がけ」と胸を張った。ブルック夫人の好みであるひげも「勝ち続ける限り伸ばす」と宣言。指揮官は「まだ点取られてない。すごいやん」と、ただ絶賛した。2回と5回は犠打が得点に直結。「一番調子いい」と5試合ぶりに5番で使った渡辺がチーム8試合ぶりの本塁打を放つなど采配もさえた。 岡田監督は06年9月16日に、中日・山本昌に無安打無得点を許した翌17日も2―0で完封勝利。「覚えてない。何点取った? 2点か。今年の方がええやん」と笑いつつ、打線には「奮起までいかん。あした、もう1試合や」と手綱を締めた。18年前は、ここから9連勝。現在3カード連続で初戦黒星の後に連勝中だが、今回も? 甲子園でのデーゲームは今季7戦全勝。2年連続の首位での交流戦突入も確定した。(安藤 理)
報知新聞社