写真：家電 Watch

家電 Watchの書き手の皆さんと編集部が「よかった」と思えたものやサービスなどを、ゆるめに紹介するコーナーです。日々のちょっとした気づきなども共有します 【画像】ネットの大きさは25×38cmほどとA4サイズよりゆとりがある 靴を手洗いするのはちょっと面倒ですよね。靴は洗濯機で洗えないと思っている人も多いのではないでしょうか? 丸洗いできるものに限りますが、実は靴も洗濯機で洗えます。ただし、そのままだと靴を傷めてしまう可能性があるので、ネットに入れて洗濯するのがポイント。靴用の洗濯ネットを使うと、靴を保護しながら効率良く洗えますよ。 筆者が、もう手放せないと思っているのは、KBセーレンの「そうじの神様 シューズ丸洗いブラッシングネット」です。靴をネットに入れてファスナーを閉めたら、あとは洗濯機に放り込んで洗うだけ。一般的な洗濯ネットと比べてクッション性があり、洗濯機で洗っても靴を傷めにくく、なおかつ簡単に汚れを落とせるその実力を、さっそく紹介していきます。 ■ 「ネット内側の特殊ブラシ＋洗濯機の回転」で汚れを落とす 「シューズ丸洗いブラッシングネット」は、見た目も使い方も衣類用の洗濯ネットとほぼ同じ。ネットの大きさは25×38cmほどとA4サイズよりゆとりがあり、大人の靴1足分をすっぽり入れられます。小さい子供用の靴なら2足入りそうです。 初めて使った時には、面倒な靴洗いの手間を省けるといっても、本当に汚れが落ちるのか半信半疑でした。でも洗濯後の靴を見て、思わず「おお!」と声をあげてしまいました。両足のつま先やソールに付いていた砂埃のような汚れが落ちていて、確かに洗う前よりもきれいになっていると感じたからです。 ネットの内側にはポリエステル機能性素材の「ベルカップル糸」を使用した、髪の毛よりも細いとされる高密度ブラシが付いています。 この特殊ブラシは立体的に縫製されていて、洗濯機の回転が加わることで洗浄効果が高まり、効率良く汚れをかき落とす仕組み。立体縫製はクッション効果もあり、洗濯機で洗っても靴を傷めにくいといいます。洗濯機洗いのダメージを防ぎながら、靴を手間なくきれいにできる本品はもう手放せないなと思いました。 なお、実際に洗濯して感じたのは、きれいになるのは靴の表面に付着した汚れであるということです。 雨の日の登下校でドロドロになった息子の靴を軽く水で流してからネットに入れて洗ったところ、表面の汚れはきれいになりましたが、染み付いた汚れまでは落ちませんでした。それは恐らく手洗いしたところで落としきれない汚れだと思うので、特に気にはなりません。表面の汚れが落ちただけでもきれいになったと思えたので満足です。 したがって、本品は手間をかけずに靴の汚れをざっと落としたいときに便利なアイテムだなと思いました。手洗いしづらい小さな子供の靴のお手入れにも重宝しそうです。 ちなみに筆者は衣類と一緒に靴を洗いました。洗剤(界面活性剤)には汚れ再付着防止作用があるので、衣類に靴の汚れが再付着する心配はありません。ただし、泥だらけ、砂まみれなどの靴は、さすがに軽く汚れを落としてから洗濯した方が良さそうです。 もちろん、洋服と靴を一緒に洗うのは気分的に無理という人は、別々に洗いましょう。 ■ 脱水されているので、靴の乾きが早い 靴を洗濯機で洗うと、脱水できるのもうれしいポイント。あらかた水が切れているので、洗濯後に水滴がポタポタ垂れることもなく、何よりも乾きが早いのが助かります。 天候にもよりますが、脱水後、1～2日干しておけば靴は完全に乾きます。急いで乾かしたいときは、靴乾燥機を使えばさらに時間を短縮できるでしょう。梅雨や長雨で、洗った靴が乾きにくい時期にも重宝しそうだと思いました。 ■ 乾燥に便利なループ付き 本品にはループが付いていて、洗濯後はフックなどに引っ掛けて乾かせます。 靴と一緒に洗濯されているので、ネットだけを洗い直す必要もありません。メッシュ生地なので、乾きも早いです。 本品の便利さがわかると、もう手洗いには戻れません。フランスでは衣類と一緒に靴を洗濯機で洗うのが常識なのだとか。面倒な靴の手洗いから解放されたい、少しでも早く靴を乾かしたい、といった人はシューズ丸洗いブラッシングネットを試す価値アリです。