ヴィクトリア・ベッカム 氏、絶好調の1年。ビューティとファッションを一緒に見せる機会づくりも【2023年Glossy 50】
アイコン:ファッションや美容においてもスター性を発揮している多彩な人々 ヴィクトリア・ベッカム氏の名を冠した創業4年目となる美容ブランドにとって、2023年は飛躍的な年となった。9月には、バイレード(Byredo)など大手フレグランスメーカーとの仕事で知られている調香師、ジェローム・エピネット氏と共同制作した3つの香りで、新しいカテゴリーのフレグランスを発表した。ヴィクトリア・ベッカム氏は、この香りに8年間取り組んできたと語る。 「これは私の心にとても近いプロジェクト。私にとって非常に意味のあることであり、私たちが独自に行っている。ライセンスではなく、自分たちの手で苦労して作り上げたもの。ローンチしたことに大いに誇りを持っている」とベッカム氏は言う。「香りもボトルにも自信があるが、スティーブン・クライン氏と共に作り上げたイメージにも満足している」。キャンペーンではヴィクトリア・ベッカム氏自身がモデルを務めている。 ローンチメトリックス(Launchmetrics)のデータに基づいたWWDのレポートによると、このフレグランスは、発表された9月25日月曜日から発売された9月29日金曜日までのあいだに、130万ドル(約1.9億円)相当のメディアインパクト価値を生み出している。
美容とファッションは究極の目標
ヴィクトリア・ベッカム氏は、香水だけでなくメイクアップコレクションの成分やパッケージの品質について、「すべてがとても正直であり、妥協はひとつもない」と語った。 また9月29日には、ファッションブランドのヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)の最新コレクションをパリで発表、彼女が手がけるふたつのブランドを融合させる機会となった。「あのショーは、私の究極の目標である美容とファッションを一緒に見せるものだった。私たちはいま、フレグランス、ビューティ、ファッションを扱うひとつの家のように感じている」。 その数日後、彼女の夫であるデヴィッド・ベッカム氏のキャリアを描いた4部構成のドキュメンタリー『ベッカム(Beckham)』がNetflixで配信され、夫妻は一躍脚光を浴びた。これによってTikTokでは#DavidBeckhamChallengeというチャレンジまで生まれ、440万ビューを超えている。ヴィクトリア・ベッカム氏は瞬く間にファンの人気者となり、ソーシャルメディアのコメント欄には、彼女自身の番組を持つべきだという意見も寄せられた。