錦織圭、勢いある若手をフルセットで破り2週連続で8強入り[HPPオープン]【テニス】
錦織圭、フルセットで勝利し2週連続でチャレンジャー8強
現地11月7日、ATPチャレンジャー「HPPオープン」(フィンランド・ヘルシンキ/チャレンジャー125)シングルス2回戦が行われ、錦織圭(ユニクロ/世界ランク132位)は、第7シードのジェローム・キム(スイス/同134位)を6-3、1-6、6-2のフルセットで下して、8強入りを果たした。 【動画】相手も動けず…錦織圭の鋭いリターンエース 9月に開催されたジャパン・オープンで8強入りした34歳の錦織は、ATPマスターズ1000上海とATP500ウィーンでプレーした後に、前週は「スロバキア・オープン」(スロバキア・ブラチスラバ/チャレンジャー125)に出場。3試合連続でフルセットマッチを制して、1年5ヵ月ぶりに公式戦でベスト4に入ったものの、準決勝では連戦の疲労を隠せず惜しくも敗れて決勝進出とはならなかった。 前週に続いてチャレンジャーへの出場となった今大会。1回戦ではしり上がりに調子を上げて予選勝者のニコラス・アルバレス・バローナ(スペイン/同384位)を6-4、6-2で下している。 2回戦となったこの日は、今季チャレンジャー大会で2度の優勝を挙げて、今年初めの世界485位から自己最高の世界134位を記録している21歳のキムと対戦。 試合序盤、錦織はキムの攻撃的なフォアハンドに苦しめられて最初のサービスゲームを落としてしまう。だが、直後にすぐさまブレークバック。徐々にリズムを掴みはじめ、第7ゲームでは相手のミスもありながら好リターンを放ってリードを奪うと、第9ゲームもブレークして6-3で第1セットを先取した。 第2セットでは立ち上がりでミスが重なり、4ゲームを失った錦織。第7ゲームも失って1-6でセットを取り返されてしまったが、最終セットでは再びギアを入れ直す。 互いにブレークポイントが訪れる中、勝負強さを発揮した錦織が最終セット0-1から5ゲームを連取。元世界4位の貫禄を見せて、このリードを譲らずにフルセットの戦いを制した。 前週のチャレンジャーに続いて2週連続で8強入りを果たした錦織は、準々決勝で第4シードのジェイコブ・ファーンリー(イギリス/同94位)と対戦する。
Tennis Classic 編集部