【速報】3人死傷の広島市ダンプ衝突・転落事故 運転手を逮捕
広島市安佐南区上安町の県道で11月、ダンプカーが乗用車と衝突し、2台とも道路外に転落して乗用車の3人が死傷した事故で、広島県警安佐南署は2日、ダンプカーを運転していた会社員の男=安佐南区=を自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。 【画像】ダンプカーと乗用車が衝突した事故現場 男は事故当日、土砂を積んだダンプカーで県道を走行。捜査関係者によると、乗用車のドライブレコーダーの映像などから、法定速度の30キロを超える制御困難な高速度で運転したためにカーブを曲がり切れず、対向の乗用車に衝突した疑いがある。乗用車のドライブレコーダーには事故直前、左側の車輪が浮いた状態で近づく様子が写っていたという。 事故は11月12日朝に発生。同署によると、片側1車線のループ橋でダンプカーが中央線をはみ出し、対向の乗用車と衝突した。乗用車は3、4メートル下の歩道に転落。乗用車を運転していた安佐南区の男性(80)と助手席の妻(76)が死亡し、後部座席の40代の娘も意識不明の重体となった。男も骨折などのけがを負い、入院していた。
中国新聞社