東京都「第3波超える感染拡大を危惧」 新規感染者の増加比3週連続増、専門家指摘
東京都は1日、新型コロナウイルスの都内の「感染状況」や「医療提供体制」を専門家らが分析・評価する「モニタリング会議」を開いた。国立国際医療研究センター病院の大曲貴夫(のりお)国際感染症センター長は、都内の新規陽性者数の7日間平均が先週の約418人から約503人に増加したと発表。「増加比3週続けて大きく上昇しており、感染が拡大していると思われる」と述べた。
大曲氏は「(年始に起きた)第3波は新規陽性者数が400人前後で約3週間推移した後に爆発的に感染が再拡大した。人流の増加や感染性が高い変異株の影響を踏まえると、第3波を超える急激な感染拡大が危惧される」とも語り、警鐘を鳴らした。