レアル、4部クラブに3-1の快勝を収め国王杯ラウンド16に進出! 公式戦無敗を「19試合」に伸ばす
コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)・ラウンド32が6日に行われ、アランディーナ(4部)とレアル・マドリード(1部)が対戦した。 3日に行われたラ・リーガ第19節・マジョルカ戦で勝利したことにより、リーグ前半戦を首位で折り返したレアル・マドリード。現在、公式戦18試合負けなしと圧倒的な強さを見せつけている“白い巨人”だが、コパ・デル・レイ連覇に向け、まずはラウンド16への進出を狙う。 試合は、序盤から敵地に乗り込んだレアル・マドリードがボールを支配する。14分に左サイドでボールを繋ぎながらアランディーナを押し込むと、中盤を経由して右サイドに展開。ボックスの右角付近でボールを持ったヴィニシウス・トビアスが、カットインから縦パスを送ると、アルダ・ギュレルが前を向いて左足を振り抜く。しかし、ニアサイドを狙ったシュートはGKに弾かれてしまった。 攻勢を強めるレアル・マドリードは、17分にダニ・セバージョスがペナルティエリア手前でフリーキックを獲得。ギュレルが直接狙ったシュートは、ゴール枠内の左上へと向かったが、再びGKアルバレスによって弾き出された。 前半終了間際の45分には、ハーフライン手前でパスを受けたエドゥアルド・カマヴィンガが、推進力溢れるドリブルでボックス手前まで持ち運び、右サイドに流れてきたギュレルにスルーパス。ライン際から右足で折り返すと、ニアサイドに飛び込んできたニコ・パスが打点の高いヘディングで合わせたものの、ボールはゴールの上を通過してしまった。 スコアレスで迎えた後半は、前半に比べてオープンな展開となり、アランディーナにもゴールへと迫る場面が増え始める。すると54分、スローインの流れからボールを持ったブライム・ディアスが、相手DF3枚に囲まれながらドリブル突破を試みると、ペナルティエリア内で倒されPKを獲得。キッカーを務めたホセルが確実に決め、レアル・マドリードが先制に成功した。 さらに、直後の55分にハーフライン手前でボールを受けたB・ディアスが、次々とDFをかわして中央を突破。一度は相手選手にクリアされるが、こぼれ球を拾ったホセルが左サイドからクロスを送り、跳ね返りをB・ディアスが押し込んで貴重な追加点を獲得した。 後半アディショナルタイムの90+1分には、レアル・マドリードが最終ラインからビルドアップを行なってボールを前線に運ぶと、右サイドでパスを受けたB・ディアスがフェデリコ・バルベルデとのワンツーから同サイドの裏へと抜け出す。そのままマイナスのクロスを送ると、ゴール前で待ち受けていたロドリゴが、ワントラップから冷静にネットを揺らし、レアル・マドリードが3点目を奪った。 一方のアランディーナも、タイムアップ直前の90+3分に右サイドを突破したラリー・カブラルのクロスが、レアル・マドリードのオウンゴールを誘発。クラブにとって歴史的なゴールを挙げ、スタジアムは大歓声に包まれた。結局、試合はそのまま3-1で終了し、勝利したレアル・マドリードがラウンド16進出を決めている。 【スコア】 アランディーナ 1-3 レアル・マドリード 【得点者】 0-1 54分 ホセル(PK/レアル・マドリード) 0-2 55分 ブライム・ディアス(レアル・マドリード) 0-3 90+1分 ロドリゴ(レアル・マドリード) 1-3 90+3分 ラリー・カブラル(アランディーナ)
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