武豊「もう次はないので、不利のない、悔いのない走りをしたい」ドウデュース有終連覇へ意気込み【有馬記念追い切り】
◇18日 有馬記念追い切り(滋賀県・栗東トレセン) 2連覇が懸かる引退レースに臨むドウデュースに騎乗する武豊騎手(55)=栗東・フリー=が共同会見に出席し、意気込みを語った。武にとっても勝てば、初の有馬連覇となる。 ◆武豊、目に涙を浮かべ弔辞を述べる【写真】 「大役だなと思っている」と口元を引き締めた名手。「初めて乗った時から凄い馬だと思った。50歳を過ぎてすごい馬に巡り会えて、楽しかったし励みになった。もう次はないので、不利のない、悔いのない走りをしたい」とドウデュースとの日々を振り返って「きっちり勝って終わりたい」と言い切った。 有終Vのエスコートは、武にお任せだ。有馬記念4勝中、1990年のオグリキャップ、2006年のディープインパクト、17年のキタサンブラックと3頭が引退レースだった。だが、いずれも前年の同レースで敗れていた。 昨年は右脚の負傷明けだったことも踏まえ、武は「馬のほうは本当にいい状態と思います。僕自身は去年より明らかに状態いいです」と笑顔も見せた。人馬とも、大記録を打ち立てる準備は整った。
中日スポーツ