テザー、中南米農業大手に1億ドル投資はトークン化事業戦略の一環か
テザーによるRWAのトークン化計画
トークン化資産の領域に進出するという野心は、既に文書でも表れていて、同社は高収益のステーブルコイン事業からの多様化を目指している。同社は2024年上半期に52億ドル(約7384億円)の純利益を報告した。 同社は金を担保としたステーブルコイン(XAUT)を発行しており、これは時価総額6億1500万ドル(873億円)でトークン化された金として最大のものである。 同社CEOのパオロ・アルドイノ(Paolo Ardoino)氏は4月に、債券、株式、ファンド、ロイヤルティ報酬ポイントを含むさまざまな資産のデジタルバージョンの作成を容易にするトークン化プラットフォームを立ち上げる計画を説明している。 同社はまた、6月にアロイ(Alloy)と呼ぶ、トークンをミントするプラットフォームおよび、ユーザーがXAUTを担保として差し出すことで作成できる「合成」ドルトークンを紹介した。このプラットフォームは「ユーザーが担保付きの合成デジタル資産を作成できるようにし、今年後半に開始されるテザーのデジタル資産トークン化プラットフォームの一部となる」とアルドイノ氏は当時述べている。 テザーはまた、過去1年間で、ウルグアイにおける持続可能なビットコイン・マイニング事業、ジョージアの決済処理業者、クラウドコンピューティング企業ノーザン・データ(Northern Data)など、多数の企業に投資している。 |翻訳・編集:T.Minamoto|画像:Shutterstock|原文:Tether's $100M Investment in LatAm Agriculture Firm May Be a Tokenization Play
CoinDesk Japan 編集部