「さいたま」で焼き魚を食す! カブ散歩で垣間見る町の名店~小野木里奈の○○○○○日和~
お昼時のピークが過ぎた時間だったので営業しているか心配でしたが、きちんと暖簾(のれん)が出ていたので一安心。お店の名前は『秋元屋食堂』。扉をソロ~っと開くと、店内にはテーブル席と座敷がありました。 ドリンクはセルフサービス。キッチンから出てくる料理もお客様が運び、食べ終わった後の食器も自分で返却するシステム。この気軽さがいいな~と食べる前から既にお店の空気を気に入っている私なのでした。
いよいよ、日替わりの焼き魚定食をいただきます!
キッチンからは小柄なお母さんが「何にする?」とシャキッと通る声が聞こえます。キッチンの前にはデシャップのようなカウンターがあり、日替わりの焼き魚やおかずがずらっと並んでいました。
私は日替わり焼き魚定食に決め、またまた鯖の塩焼きを選んでしまいました…実は一つのものにハマってしまうとずっと食べ続けてしまうことが私の癖なのです。 選んだメニューを温め直し、ご飯、お味噌汁、小鉢、お漬物がついた日替わり焼き魚定食の完成です。こんなに大きな鯖の塩焼きがおかずについて700円(税込)。お魚関係は時価になりますが、それでも安すぎません?(笑)
ちなみに、今日の小鉢はじゃがいもの煮物で、これもとっても優しいほっこりした甘さで思わずため息が出てしまいました。主役の鯖の塩焼きは、焼き目のザクっと身からは溢れる油!鯖は油多めのお魚ですが、全然口説くないから毎日でも食べられちゃうのが好きなのです。それにしても、この鯖はジューシーすぎてびっくりしました。 何より驚くのはこの大きなサイズ。この味といい、お腹いっぱい食べられるコスパの良さといい、まさにお袋の味満載な食堂です。個人的には食欲旺盛の方はおかずの量に合わせて、100円増のご飯大盛りがオススメです(笑)
近所にあったら絶対通うでしょうし、味やコスパだけでなく店内の、のんびりとしたセカセカしていない雰囲気が心地よかったです。 なんと、この食堂はお母さんお一人で切り盛りしているそう。たくさんの人で行列ができて混雑しても1人で回すのは大変なので1回きりのお客様よりも、近所の常連さんを大切にしながらのんびり営業しているんだそうです。なので、もし訪れた際はその雰囲気に逆らわず、のんびりした時間をぜひ味わいに行ってくださいね(笑) このようなのんびりした空気が流れているのも、日々のお母さんの仕事のスタイル、人柄、そして常連さんが作っているんだなぁ、としみじみと思いながら私も黙々と食事を楽しみました。郷に入っては郷に従え、というけどまさにこの言葉のようで、地元のお店ならではの空気を味わうのも魅力だと思っています。 食べ終わった後は満足すぎるくらいお腹がいっぱい!静かに、のんびりと食事ができて久々に食べることに集中できた時を過ごすことができました。
最近はせかせかと周りの人の流れや、やることに追われて食事の時間を雑に過ごしていた気がします。今は季節の変わり目でメンタルも体調も崩れやすい時期です。皆さんもバイクという乗り物でぜひ癒しの時間を過ごしてくださいね。 それでは、また次の月曜日にお会いしましょう! ◾️秋元屋食堂 所在地:埼玉県さいたま市南区白幡4丁目7-22 営業時間:平日 11:30~15:00頃(ご飯無くなり次第早めに締める場合もあります) 定休日 日・祝日 ※営業時間、休日は変更となる場合があります。
小野木里奈