MEGUMIの新著は幸福度が上がる「心に効く美容」 自身の弱みや別れをつづった思いを聞く
私は悩んだときに運動をするとすごく救われるなんていう経験がよくあります。悩んでいる時こそ身体を温めるというメンタルにつながる美容法は、自分で自分に与えているいわば処方箋のようなもの。実際に、そうした心にアプローチする方法で私自身も助けられていることはすごく多いんです。自分の心や感情は瞬時に変えることは難しいけれども、その手綱を引くことはできるよっていうきっかけを今作では皆さんにお伝えしたいなって思いました。
WWD:具体的に一般の方からの悩みで共感することとは?
MEGUMI:女性って世の中から見えるフェーズがどんどん変わっていきますよね。キャピキャピ期を経て、キャリアウーマンや母親になって、おばさんになってみたいな。ただ、私自身も自分の見え方になかなかついていけないなってすごく感じるし、さまざまなフェーズにいる女性たちの悩みを聞いて、自分の人生を振り返っても、女性って大変だよなって共感する部分が多くあるんですよね。そうした女性の人生へのメッセージとしても、“心に効く美容”というテーマにしたんです。
「暗い海から抜け出したい」「藁にもすがる思い」を美容で緩和
WWD:本書冒頭で、MEGUMIさんの「メンタルが強そうと思われがちだが、実はそうではない」という本音に驚く読者も多いと思うが、その思いをつづった真意とは?
MEGUMI:芸能界というなかなかタフな場所にいて、自分の感情に押しつぶされそうになったり、圧倒されそうになったり、ものすごく理不尽な思いをしたり、さまざまな感情を経験しています。きっと皆さんが働く世界でもいろいろなことがあると思います。私自身はもともとそんなに強くないし、人一倍デリケートで面倒くさい部分が自分の中にはあると思っています。弱いからこそ、いち早くこの暗い海から抜け出したいと強く思うことが結構多くて。ただ、そのたびにうずくまるのではなく、専門的な方の話を聞いたり、マッサージに行ったり、運動をしたりということを藁にもすがる思いでいろいろとやっているんですよね。そうすることで、100%のつらさが60%くらいになったなとか、あの経験はすごく良かったなって思えることがすごくあるんです。そうした経験を通した心の美容法も本音で紹介しています。