「子育てしながらキャリアアップを図るために」西東友里コーチ(35)が年内限りで退団へ アルビレックス新潟レディース
女子サッカー・WEリーグのアルビレックス新潟レディースは1日、トップチームの西東友里コーチ(35)が12月31日をもって退任すると発表しました。西東さんは結婚し、子育てをしながらコーチをを務めていて、ひとつのロールモデルとなっています。 【画像】子育てをしながらコーチを務める西東友里さん(35) 西東さんは1989年、茨城県出身。 中学校卒業後、宮城県の聖和学園高校に進学し、その後、アルビレディースに加入。引退後はアルビレディースU-18のコーチや監督を務めました。2021年にはトップチームのコーチに就任し、一人息子の里都(りつ)くんを育てながらチームの指導にあたってきました。 西東さんはクラブを通じて、コメントを発表しています。 この度、17年間お世話になったアルビレックス新潟レディースを離れることになりました。まずは改めて17年間、アルビレックス新潟レディースで働けたことに大変感謝しております。 高校卒業後に選手として新潟に招き入れていただき、たくさんのサポーターの声援で私は新潟が大好きになりました。指導経験のない私をアカデミースタッフとして受け入れていただき、トップチームで活躍する選手に携われたことを誇らしく思います。 トップチームのコーチになった年に妊娠、出産し、チームに戻り、子育てしながらコーチという業務をさせていただき、選手、スタッフにたくさん支えられて戦ってこれました。選手、スタッフ、最高のファン・サポーターと共に戦えたことを大変嬉しく思います。 私の人生はアルビレックス新潟レディースに育てていただきました。 シーズン途中というタイミングでチームを離れることを大変申し訳なく思います。子育てしながら、私自身のキャリアアップを図るために、新潟を離れる決断をしました。 今後も女性が家庭をもちながらでも、キャリアを高められる女子サッカーにするために私自身努力していきます。 これからカップ戦、皇后杯とあります。新潟にタイトルを!! お会いした際は、声をかけてください。 最後になりましたが、アルビレックス新潟レディースならびにアルビレックス新潟のさらなる活躍を心から願っております。
これまで本当にありがとうございました。
新潟放送
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