広島ドラゴンフライズ、粘る香港イースタンを退けてEASL白星スタート【バスケ】
故障者多数の中、全員バスケで逃げ切り
頂点に立つのはどのチームか? 10月2日、約半年に及ぶ戦いを経て東アジアNo.1を決めるEASL(東アジアスーパーリーグ)2024-25シーズンが開幕となったが、いよいよ日本の2チームが登場となった。10月16日、広島ドラゴンフライズはエフピコアリーナふくやま(福山市総合体育館)で香港イースタンと対戦。ディフェンスに苦しみ、なかなか主導権を握れなかった広島だったが、リードを最後までキープして78-67で大会初戦をものにした。 【動画】中村拓人のリバースレイアップをチェック 日本生命 B.LEAGUE FINALS 2023-24で琉球ゴールデンキングスを下して初優勝を果たした広島は昨シーズンの主力のほとんどと継続契約。昨季引退した朝山正悟が新ヘッドコーチに就任した。その朝山HCは「単なる1試合ではなく、EASLにもBリーグにも全力で向き合って、てっぺんを取りにいく。そのチャンスがあると思って向き合っていきたい」と2つの優勝を狙うと明言している。 故障者が多く出ている広島はNo.12中村拓人、No.30山崎稜、No.21渡部琉、No.8ケリー・ブラックシアー・ジュニア、No.24ニック・メイヨが先発。まずはバックコートからプレッシャーをかけてハーフコート・バスケを強いらせるとNo.30山崎のプルアップ3P、No.8ブラックシアー・ジュニアの3Pプレーで効率よく得点していった。しかし1Q中盤、シュート成功率がダウン。香港のNo.21キャメロン・クラークにミドルシュートをことごとく決められてしまい、一旦追いつかれたが、再びディフェンスを引き締めると速い展開を作って25-18で1Qを終えた。 リードしているものの、ミスも出て流れを掴みきれない広島は2Q開始早々、No.17武内理貴が足を痛めてコートを後に。嫌な雰囲気が立ち込めたが、No.12中村がゴールにアタックして得点につなげると、No.1市川真人がゴール下でねじ込み、No.30山崎も速い展開から3Pシュートを射抜くなどリズムが徐々に良くなってきた。香港はここでボールマンに激しいプレッシャーをかけてきたが、素早いパス回しからNo.1市川が3Pシュートを沈めて2桁差に。さらにNo.4ケインがNo.33アイラ・ブラウンとのコンビで得点し、42-30でハーフタイムを迎えた。前半、広島は2Pシュート成功率が45.83%(11/24)、3Pシュート成功率が45.45%(5/11)をマークした。