コーヒー好きに朗報!がん予防、メンタルヘルスなど「体にいい」3つのメリットを米研究が証明
1.特定のがんのリスクを低減する可能性
イギリスの医学誌『BMJ』の研究レビューによると、コーヒーには1000以上の物質が含まれ、その多くには抗炎症作用や抗腫瘍物質がある可能性が高い。「コーヒー豆自体に抗酸化物質が含まれており、がんの潜在的原因になるフリーラジカルのダメージを防ぐのに役立ちます」とスーザン・オーは説明する。 そのレポートによると、コーヒーを飲むことは黒色腫や白血病、前立腺がんや子宮内膜がんのリスク低減につながるという。さらに、2017年の南カリフォルニア大学の研究では、コーヒーを飲む人は飲まない人と比べて大腸がんの発症リスクが26%低いことがわかっている。1日に2.5杯以上飲んだ人はがんになるリスクが54%低かった。
2. アルツハイマー病のリスク回避
過去10年間の研究から、コーヒーを飲むことと認知症リスクの低減には関係があることがわかっている。コーヒーに大量のカフェインが含まれていることが、脳の働きを高めることに関わっている可能性があるのだ。記憶障害の兆候がある人を対象に2~4年にわたって行った小規模研究で、血中のカフェイン値が低い人は、高い人と比べて認知症を発症する可能性が高いことがわかっている。
3. 健やかなメンタルヘルスに
「ある研究で、日常的にコーヒーを飲む人は鬱症状になる可能性が低いことがわかっています」とグラスマン。更なる研究が必要ではあるものの、コーヒーを飲む人と飲まない人を比較した研究では、コーヒーを飲んだ人は鬱症状になる可能性が低いだけでなく、ストレスを感じることも少なかった。コーヒーには抗酸化物質が豊富に含まれているためである可能性が考えられる。
from Prevention.com