結局、Google ドキュメントとウェブ版Wordはどちらが便利?
Google ドキュメントは多くの人が真っ先に思い浮かべるオンラインのドキュメントアプリかもしれませんが、それが唯一の選択肢というわけではありません。 結局、Google ドキュメントとウェブ版Wordはどちらが便利? そして、Google ドキュメントの最良の代替手段の1つが、Microsoftが提供する無料のウェブ版Wordです。これは、ブラウザ上でWord(およびExcelやPowerPoint)を無料で使うことができるもの。 必要なのはネット接続とMicrosoftアカウントだけです。機能は少ないものの、無料で利用できます。 それでは、GoogleとMicrosoftのドキュメントアプリは互いにどう比較できるでしょうか? また、どちらを使うべきでしょうか?
対決!GoogleドキュメントVSウェブ版Word
基本機能比較 Google ドキュメントとウェブ版Wordは、どちらもブラウザから無料で利用可能。両者ともにクラウドのストレージサービスと連携しており(無料のスペースが少し提供され、追加の容量は有料で利用可能)、どちらもスマートフォン用の無料アプリもあります。 ただし、WordのAndroid版およびiOS版では、10.1インチ以上の画面を持つデバイスで文書を編集するにはMicrosoft 365のサブスクリプションが必要です。 どちらのアプリでも、空白のドキュメントからはじめるか、テンプレートを使用して作業を開始できますが、ウェブ版Wordの方がテンプレートの種類が豊富で、より高度なものが揃っています。 どちらも作業中にファイルを自動保存してくれますが、オフラインで動作するのはGoogle ドキュメントのみです(Chromeを使用している場合)。Google ドキュメントは、ブラウザ内で編集内容をキャッシュし、オンラインに復旧次第、同期を行ないます。 ファイルのアップロードでは、両方ともリッチテキスト、OpenDocument、Word形式に対応していますが、Google ドキュメントはさらにPDF、プレーンテキスト、マークダウン形式もサポートしています。 エクスポートでは、どちらのプラットフォームもWordとPDF形式に対応していますが、Google ドキュメントにはさらにプレーンテキスト、リッチテキスト、マークダウン形式といった追加のオプションがあります。 ご存じのとおり、ウェブ版Wordはデスクトップ版Wordと完全に連携しますが、Google ドキュメントにデスクトップ版は存在しません。 どちらのアプリでも、テキストの基本的な書式設定がすべてカバーされており、リスト、配置、インデント、表、段組み、埋め込みリンクのサポートまで対応しています。 さらに、両方のツールには、テキストブロック間でフォーマットをコピーするフォーマットペインター機能も備わっています。 どちらのアプリも、文書内の一貫性を保つために見出しや本文などのスタイル機能にも対応しています。 追加機能比較 これらのオンラインアプリには、いくつか細かい違いはあるものの、多くの共通機能が備わっています。どちらのアプリもドキュメントの共同作業をサポートしており、ほかの人と一緒にファイルを編集したり、誰がどこを変更しているのかを確認できます。 どちらのアプリも音声入力に対応しており、手を休めて音声でテキストを入力することができます。どちらのアプリも、目次、脚注、ブックマーク、ヘッダーおよびフッターをサポートしています。 Google ドキュメントとウェブ版Wordはどちらも画像をインポートでき、基本的な編集オプションを提供していますが、若干の違いがあります。 たとえば、透明度を調整できるのはGoogle ドキュメントだけであり、ドロップシャドウを追加できるのはウェブ版Wordだけです。 また、Google ドキュメントはGoogle スプレッドシートからチャートをインポートできますが、ウェブ版Wordはウェブ版Excelからチャートをインポートすることはできません。ただし、デスクトップ版Wordに追加したチャートは、ウェブ版でも表示されます。 どちらのオンラインアプリも、変更を追跡したり、以前のバージョンに戻したり、単語数を表示したり、スペルや文法をチェックする機能を提供しています。また、どちらのアプリにも、GoogleとMicrosoftが提供する翻訳ツールが含まれています。 多くの類似点がありますが、全体としてGoogle ドキュメントはウェブ向けに作られたのに対し、ウェブ版Wordはデスクトッププログラムから移行されたという印象があります。いくつかのデザインの選択や操作性からそれを感じることができます。 Googleドキュメントでは、人物、場所、日付、Google カレンダーのイベントに関して、状況に応じてリアルタイムで更新される情報を挿入できるスマートチップ機能などの追加機能が提供されます。 また、Google ドキュメントはGemini AIと密接に統合されており、何かを書き直したり、執筆をAIボットに任せたりすることができます。Copilotはウェブ版Wordにまだ大きな影響を与えてはいませんが、おそらく時間の問題でしょう。