【会見動画】川口能活選手が引退会見 サッカー人生やり直しても「もう一度キーパー」
今季限りでの現役引退を表明した元サッカー日本代表でJ3のSC相模原のGK川口能活選手(43)が14日午後、相模原市内で記者会見を行い、引退の思いを語った。もう一度サッカー人生やるならとの問いに「もう一度キーパーやると思う。サッカーの練習が好き。キーパーがかっこいいと思えた」と即答した。 【会見全編】元日本代表GK川口能活選手が現役引退で会見
サッカーの名門・清水商(現清水桜が丘)から1994年に横浜マリノス(現横浜F・マリノス)に入団。2001年にはイングランド2部のポーツマスFCに移籍し、日本人GKとして初の海外移籍を実現した。その後、デンマークのFCノアシェランから2005年に地元静岡のジュビロ磐田へ移籍して日本復帰。以後J2のFC岐阜を経て現在のJ3のSC相模原に移った。 日本代表としては116試合に出場。1998年のワールドカップ(W杯)フランス大会から4大会連続で代表に選出。フランス大会、2006年ドイツ大会では正GKとして日本のゴールマウスを守った。 身長180センチとGKとしては上背がないことについては、コンプレックスで「強がってはいたけど、内心何とかしたい」と考え、動きの早さやジャンプ力で克服しようとしていたと明かした。 印象に残っているゴールは「世界への戦いの扉を開けた」として、28年ぶりの五輪出場を決めた1996年のアトランタ五輪最終予選のサウジアラビア戦での前園真聖のゴールと、初のW杯出場を決めた1997年の「ジョホールバルの歓喜」での岡野雅行のゴールを挙げた。