急騰後の一服商状下でも堅調期待の高配当・好業績3銘柄
8月31日は世界的に「スーパーブルームーン」が観測できた。今週の日本株相場も5営業日続伸というスーパーな展開となった(写真:ブルームバーグ)
9月1日の東京株式市場は、前日までの4営業日続伸で日経平均株価が合計995円高と短期急騰していたこともあり、寄り付きは売り優勢のスタートとなった。ところが、売り一巡後には、銀行、商社、海運といったバリュー株を中心に買いが勢いを増し、日経平均の終値は前日比91円高の3万2710円と5営業日続伸となった。 また、TOPIX(東証株価指数)は前日比17.75ポイント高の2349.75ポイントと、8月1日の高値2337.36ポイントを上回り、年初来高値を更新(いずれも終値ベース)。1990年7月以来、33年ぶりの高水準となり、バブル崩壊後の高値も更新した。 来週(9月4~8日)は、9月1日までの短期急騰に伴う高値警戒感から、一服商状となりそうだ。また、中国経済への懸念も上値を抑える要因として継続する。ただ、高配当利回り銘柄などバリュー株への物色意欲の根強さも予想され、全体相場の押し幅は限定的となりそうだ。 来週の日経平均の想定レンジは3万2300~3万2900円とする。
本文:2,283文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
冨田 康夫