ネガティブな性格はギャンブルに活かされる? じゃいが語る「疑う」ことの重要性【じゃいの人生は最高のギャンブルだ】第120回
あらゆるギャンブルに精通し、どんな場面でも貪欲に勝ちを狙う男・じゃい。馬券でマンションを買ったという芸能界屈指のギャンブラーが、人生を勝ち抜く極意を教えます。 【画像】じゃいの今週のギャンブル格言 【今週のお悩み・第120回】常にネガティブなイメージを持ってしまいます。昔からみんなが推薦するものに懐疑的になってしまう癖があり、たとえば競馬でも圧倒的な本命に対しては、疑問視してしまいます。 これはギャンブルだけにとどまらず、たとえば政府が推進しているNISAなんかも怪しいなと思ってしまいます。実際にこの前の日経平均の暴落のときにも、こういうことがこの先もたくさん起こるんじゃないかと思いました。疑り深い性格の私ですが、ギャンブルにおいて、この性格を強みに生かせないでしょうか?(40代・男性・会社員) * * * キーンランドカップは対抗のサトノレーヴ、4番手に挙げた8番人気エイシンスポッターが2着と参考にして当たった方も多くいてよかったです。本命のセッションは逃げて沈みました。 新潟2歳は馬場読みが外れて外での決着。トータルクラリティ、コートアリシアンは今後どうなるか楽しみです。 では質問へ。 「疑う」。これはギャンブルにおいて非常に大切な要素の1つです。 ネガティブなイメージを持ってしまうという表現が正しいのかどうかはわかりませんが、これ自体はむしろプラスで、既に活かされていると思います。 例えば、運転が上手だと自分で過信してしまっている人よりも、常に慎重で臆病で、事故を起こしてしまうんじゃないかと考える人の方が、事故が少ないのと同じです。必要なディフェンスの部分です。 僕も、あらゆる可能性を考えます。当然最悪な状況も考えます。そうすることにより、リスクヘッジが出来ているわけです。運転だったら大怪我をしないで済んでいます。 株価の大暴落で「終わりだ!」と嘆いてる王子もいましたしね。もしこれが、最悪な状況を考えられる人ならば、こんな結果にはなってなかったはずです。正直、僕も大暴落で結構損はしました。ただ、許容範囲内にとどまりました。 それはなぜか? 元々そういう可能性を考えて投資しているからです。 そういうことを想定していると、次の行動も迅速に出来ます。ただただ塞ぎ込んできても前に進みません。何も起きません。 一般の方は不幸が起こったときに、想定外だからショックも大きいのでしょう。そういう意味でも、このネガティブな発想が出来る人、疑うことが出来る人はむしろギャンブルに向いてる一面はあります。