大人気「コロッケ蕎麦」6大チェーンを大調査!《富士そば・ゆで太郎・いろり庵きらく・吉そば・しぶそば・箱根そば》でわかった「意外な違い」を大公開
立ち食いそばの王道 天ぷらそばのかき揚げ天は、そばの美味しさを確実にブーストさせてくれる。だがコロッケは、そばをブーストさせるのみならず、コロッケそのものの美味さを味わえ、いつしかジャガイモが溶け出たツユはトロトロに変容し、それがそばと絡み合い混沌とした世界を丼の中に生み出す。これぞコロッケそばの醍醐味! 【写真で見る】6大チェーンの「コロッケ蕎麦」徹底解剖の全貌 ……ということで『おとなの週末』でおなじみのライター、カーツさとうが立ち食い店のコロッケ蕎麦を徹底解剖しました! (写真・文/カーツさとう)
■『いろり庵きらく』川崎店
自販機で食券を購入すると、そのデータは即座厨房に送られ、食券をカウンターに持って行けば、ほぼ当時に現物参上。甘さの感じられるコロッケは、やや固めでツユに溶けにくいが、細めの麺との絡み具合がうれしい。
■『ゆで太郎(ゆで太郎システム)』川崎小川町店
コロッケとかけそばは別注文。カウンターにソースも置いてあるので、ついついコロッケを単体で半分くらい食べてしまうが、いきなり丼にオンした方が、コロッケそばならではの、カオスな醍醐味は味わえると実感。
■『富士そば』元住吉店
甘みの感じられる関東ならではの濃い口のダシ。そのダシにコロッケが浸った時に生まれいずる、コロッケそばでしか味わえないコロッケの新しい味わい。わかりやすく、これこそがコロッケそばなんだなァ~と再確認。 量は2倍、そしてカレー味になったコロッケ登場。かつて五反田店のみでのメニューだったが、すでに多くの支店でも食べられるのはコロッケそば人気の裏付けか。とにかくコロッケ喰った感抜群。温・冷両タイプ選べる。
■『ゆで太郎(信越食品)』大井町店
ゆでたろうの創業本家チェーン。フランチャイズチェーンの『ゆで太郎システム』とは丼が違うほか、コロッケのジャガイモ感が強く、また硬めでツユにほぐれにくい。カオスなツユを求めるなら自分でほぐすのもまた乙である。
■『吉そば』不動前店
支店ごとの違いや、揚げてからの時間差もあるだろうが、コロッケがとにかく柔らかく、食べるそばからどんどんツユにほぐれ溶けだしていく。最終的にはおのずとボタージュ状の汁そばと化していく悦楽が味わえる。