ワールドスーパースポーツ第2戦はNEWチーフメカニックとマシンセットアップに注力!? レーシングライダー大久保光のレースレポート
レース中にマシンのセットアップを行う最悪のウィーク
皆様こんにちは!レーシングライダーの大久保光です。 スペイン、カタルーニャサーキットで行われましたワールドスーパースポーツ第2戦について今回は書いていきたいと思います。 【画像】ワールドスーパースポーツ第2戦でカタロニアサーキットを走る大久保光選手を画像で見る(10枚) 開幕戦のオーストラリア後にチーフメカニックを新しい人に変更し、0からの再スタートとなったレースウィーク。ヘレステスト、オーストラリアの開幕戦と1度もまともなマシンで走れていなかったので、新しく来ていただいたチーフメカニックと木曜日にマシンの状態を確認する所からのスタートとなりました。 そしてマシンのセットアップが、とんでもないことになっていた事が判明。求めていたものとは実際に違うセットアップになっていて、とてもまともに走ることができない状態で、そこの辺りを私のこれまでの経験と新しいチーフメカニックでしっかりとコミュニケーションを取り、走り出しのセットアップを作ってきました。 ちなみにこの新しくきていただいたチーフメカニックは昔から知っている仲だったので、すぐに打ち解ける事ができました。
金曜日の、40分1本のフリー走行ではサスペンションのセットアップを重点的に実施。予定としては金曜日のフリー走行と予選でサスペンションのセットアップを行い、土曜日の10分間の朝フリーとレース1で電気系のセットアップ。 そして日曜日には、ある程度セットアップの決まったマシンでレース2を通してロングランをしていき、周回を重ねても問題ないことを確認していくという流れ。 金曜日はチャタリングに悩まされながら、フリー走行から予選にかけてフロントの突き出しを5mmほど大きく変えて、どのように挙動が変わるか、また問題点のチャタリングは消えていくのかを確認しました。 もちろんこれだけ大きく変更すると、他の部分にネガが出るのは分かっていたことですが、マシンを作っていく際に重要な事だったので、予選の時間を使って行った結果、最終的に予選は25位となりました。