自転車をエアロバイク化する「インドアサイクルトレーナー」。おもしろさがやっとわかりました
タイパよし、スペパよし
正直言って、これまでインドアサイクルトレーナー全般に、乗ったこともないのに「つまらなさそう」と偏見を持っていたんです。 今回、TACXに乗れたことで、その偏見を捨てることができました。 自転車って、漕いでるだけでも楽しいってことがわかりましたから! いつでも好きな時に好きなだけ汗だくになれるし、お風呂に直行できるのも魅力的。 過密スケジュールで時間が取れない日も、これからの梅雨シーズンも、スキマ時間にいつでも“自転車乗りたい欲”を満たしてくれるガジェット、それがインドアサイクルトレーナーなんですね。 そんなに場所を取ることもないですし。とはいえ、TACXをリビングに置かせてもらえるかどうかは、家族との交渉次第だな…。
静音仕様で設置もラク
家族との交渉を有利に進める材料としては、 超静か 設置・片付けがラク 場所を取らない この3点が使えそうです。 ベルト非搭載型なので、ほぼ無音でした。自転車のチェーンが回転する音と、ギアチェンジ音が響くぐらい。 乗ってるうちにだんだんしんどくなってきて、息が荒くなったり、奇声を発したりするようになるのは別として。 マグネット式の仮想フライホイールにお手持ちのロードバイクを固定するだけなので、設置がラクそうです。 あとは、専用マットのほかにもタオルを床の上に敷き詰めたり、自転車のフレームに巻きつけたりしておくと良し。 ここはサウナか?!と思うほど、汗が吹き出してくるんですよ。なので、前方に強力な扇風機を設置しておけばなお良し。
前後左右にきしむモーションプレート
それと、乗ってみてわかったんですが、TACX NEO 3Mのウリであるモーションプレートは揺れ方がダイナミック。 特にダンシング(立ち漕ぎ)している時などに大胆に揺れて、床からの突き上げを吸収してくれます。 車体も左右にきしむので、自然な乗り心地でした。激しく漕げば漕ぐほど自転車が揺れて、臨場感を味わえました。 ちなみに、ガーミンによれば TACX NEO 3Mは最大負荷2200Wまで、再現斜度25%まで対応しているとのことですが…、そんなにキツイこと誰がやるんだろ? もしもあなたがそんな少しイカれたサイクリング体験を求めているのであれば、ガーミンのハイエンドサイクリングガジェットが望みを叶えてくれるかもしれませんよ。 Photos: かみやまたくみ、山田ちとらSource: GARMIN
山田ちとら