【エリザベス女王杯結果】秋の女王はスタニングローズ! 22年秋華賞以来の復活V!
10日、京都競馬場で行われた第49回エリザベス女王杯(3歳上・牝・GI・芝2200m)は、4番手追走から直線で一気に抜け出したC.デムーロ騎手騎乗の3番人気スタニングローズ(牝5、栗東・高野友和厩舎)が、中団から追い上げてきた12番人気ラヴェル(牝4、栗東・矢作芳人厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分11秒1(良)。 【写真】スタニングローズこれまでの軌跡 さらに3/4馬身差の3着に2番人気ホールネス(牝4、栗東・藤原英昭厩舎)が入った。なお、1番人気レガレイラ(牝3、美浦・木村哲也厩舎)は5着に終わった。 勝ったスタニングローズは、父キングカメハメハ、母ローザブランカ、その父クロフネという血統。22年の秋華賞を制するも、その後は不振や故障に見舞われていたが、ここで見事復活を果たしGI・2勝目を飾った。鞍上のC.デムーロ騎手は22年ジェラルディーナに続くエリザベス女王杯2勝目。 【エリザベス女王杯】1970年に3歳牝馬三冠の最終戦として創設された「ビクトリアカップ」を前身とする重賞競走。75年にエリザベス女王が来日したことを記念し、翌年に現在の競走名に改称された。当初は「ビクトリアカップ」を踏襲し、京都の芝2400m、負担重量は定量、3歳牝馬限定の混合競走で実施されていた。その後、古馬牝馬の競走体系改善に伴い、96年に3歳以上の牝馬に変更され、牝馬No.1決定戦としての意味合いを持つようになるとともに、距離も2200mへ短縮された。20年~22年は京都競馬場の整備工事に伴い、阪神競馬場で開催されたが、今年は4年ぶりに京都へと帰ってくる。また、08年に創設された秋季国際GI競走シリーズ「ジャパン・オータムインターナショナル」にも指定。 【勝ち馬プロフィール】 ◆スタニングローズ(牝5) 騎手:C.デムーロ 厩舎:栗東・高野友和 父:キングカメハメハ 母:ローザブランカ 母の父:クロフネ 馬主:サンデーレーシング 生産者:ノーザンファーム 【全着順】 1着 スタニングローズ 3人気 2着 ラヴェル 12人気 3着 ホールネス 2人気 4着 シンリョクカ 6人気 5着 レガレイラ 1人気 6着 ライラック 10人気 7着 サリエラ 5人気 8着 ゴールドエクリプス 16人気 9着 コスタボニータ 14人気 10着 シンティレーション 4人気 11着 キミノナハマリア 11人気 12着 エリカヴィータ 17人気 13着 ルージュリナージュ 13人気 14着 モリアーナ 9人気 15着 ピースオブザライフ 15人気 16着 コンクシェル 8人気 17着 ハーパー 7人気