和歌山市が2回目の路線バス自動運転実証運行へ
和歌山市は2025年1月、自動運転バスの実証運行を行います。 これは、和歌山市が路線バス事業者などの乗務員不足への対策や観光客の移動手段の確保、まちなかのにぎわい創出のため実施するものです。実証運行は2024年2月にも行われていて、今回が2回目です。 運行期間は、2025年1月29日から2月7日の10日間で、運行ルートはJR和歌山駅から和歌山城を経由しJR和歌山駅に戻る、およそ5.3kmの循環ルートで、前回の実証運行よりルートを拡大します。 今回の実証車両は、最大時速19km、定員が12人のEV小型車両で、自動運転レベルは、ハンドルやアクセルなどは自動操作されますが、ドライバーが運転支援を行うレベル2です。 和歌山市の尾花正啓市長は「路線バスの運転手不足や利用者の減少による採算性の悪化などが地方都市の課題となっているが、これらの課題に自動運転はいい結果をもたらしてくれると思う。地方の公共交通機関の維持、拡大につながっていけば」と話しています。 和歌山市は、今後、実証運行を通じてニーズの把握などを行い、将来的に特定の条件のもとで、人が運転に関わらない自動運転レベル4を目指したい考えです。