274億円男が“今季最悪の契約”「最も生産性低い」 低迷続き酷評…元MVPが応えられぬ期待
2016年MVPのクリス・ブライアントは2022年にロッキーズ移籍も苦闘
今季のナ・リーグMVPに輝いたドジャース・大谷翔平投手は昨オフ、10年総額7億ドル(約1055億円)で契約。今オフはヤンキースからFAとなったフアン・ソト外野手を巡る争奪戦が、6億ドル(約904億円)規模とも言われている。ただ、大型契約にはリスクも背中合わせ。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」が、2025年シーズンにおける“最悪の契約”として記事を掲載。その1人にロッキーズのクリス・ブライアント外野手が挙がっている。 【動画】グラブ投げつけ、椅子転倒で絶叫 日本人メジャーリーガーに米ファン怒り「何なんだ」 記事は、契約期間がまだ複数年残っている選手に焦点を当て、残りの支払い金額、最近の成績、今後予想される成績を基準に評価。契約期間が残り1年の選手は除外した。ブライアントは2013年 MLBドラフト1巡目(全体2位)でカブス入団。2015年に新人王、2016年には打率.292、39本塁打、102打点をマークしてMVPに輝いた。「クリス・ブライアントほど、MLBキャリアのスタートを華々しく飾った選手はほとんどいない。2015年に新人王を受賞し、2016年にはMVPに輝き、カブスの108年ぶりワールドシリーズ制覇に大きく貢献した」と記事は解説する。 2022年3月にロッキーズと7年1億8200万ドル(約274億円)で契約。しかし怪我の影響により、この3年間でわずか159試合出場、WARは-1.3と低迷している。今季のブライアントは37試合出場で155打席に立ち、打率.218、出塁率.323、長打率.301、2本塁打に終わった。 残りの契約は2028年まで毎年2700万ドル(41億円)。総額で1億800万ドル(約163億円)になる。記事は「この契約は今や、史上最も生産性の低い”1億ドル契約”として語り継がれる可能性がある」とも述べている。32歳は今後、”汚名”を返上できるだろうか。
Full-Count編集部