節電よりも手軽で快適!?エアコンに頼らなくてもできる夏のおすすめ「冷却節電アイデア」3選
東京電力など大手電力会社7社の電気料金がこの6月にまた値上げされました。そうなると気になるのが、家庭の電力消費量の多くを占める「エアコン」の電気代です。エアコンを使わず、節電しながら涼しくする方法ってあるのでしょうか? 節約アドバイザーの丸山晴美さんに「冷却節電アイデア」をお聞きしました。 【画像】節電よりも手軽で快適!?エアコンに頼らなくてもできる夏のおすすめ「冷却節電アイデア」3選 みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。 お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。でも経済に関するお金の情報は、ちょっとむずかしいですよね。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「冷却節電アイデア」!
冷却節電アイデア1:すぐ作れる「ペットボトル冷風扇」
最近はエアコンより手軽に設置できて、扇風機よりも涼しいといわれる家電製品「冷風扇」や「冷風機」が多く登場しています。しかし、エアコンと扇風機があるのに、さらに「冷風扇」を買うのは、お金もかかりますし置き場所にも困ります。 そこでおすすめなのが、家にある扇風機を活用してできる「ペットボトル冷風扇」です。 昔からある節約ワザの1つなのですが、最近の電気代高騰もあってか再び人気が出ているものです。 作り方はかんたんで、水を入れて凍らせたペットボトルをお皿の上に立てて置き、そこに扇風機の風を当てるだけ。凍ったペットボトルに触れて冷たくなった空気が部屋を循環することで、涼しさを感じることができます。 とてもシンプルですが、実はこれ、エアコンの除湿運転とほぼ同じ仕組みなんです。 除湿(弱冷房除湿)をかけるとエアコンの室外機から水が出ますよね。あれは室内の空気が冷やされて、空気に含まれる湿気が水滴となって排出されているもので、部屋の湿度も下がります。 「ペットボトル冷風扇」も、ペットボトルに触れた空気が冷やされて水滴となり、部屋の湿度も下げることができるのです。 エアコンと扇風機を併用している家庭は多いと思いますが、その扇風機の前に凍ったペットボトルを置くだけで、エアコンの設定温度を上げても涼しく過ごせます。また、熱帯夜に体を冷やさず快適に眠りたい時などにもおすすめです。 凍らせるペットボトルは、できるだけ強度があるものを選び、水の量は容量の8分目を目安にしましょう。使用時はペットボトルの下に必ず水滴を溜めるための受け皿を置きましょう。