【最新!政党・内閣支持率調査】国民民主党の勢い止まらず!無党派層の支持傾向にも変化
内閣支持率と次期参院選投票先 総理の人柄だけでは支持率が変わらない
一方、石破内閣の支持率は下がっている状況です。報道各社とも同じ傾向で、この1か月で内閣支持率は低下していると見て取れます。 米重氏は、石破総理の人柄への支持は各社とも共通して見られるが、政策が支持できないという回答が不支持の理由につながっていると分析。「103万円の壁」に関する議論で、国民民主党が主張する額に対し、自民党が低い額で押し戻すやり取りから、経済政策で若い世代から評価されず、内閣支持率に表れている可能性があると指摘します。 米重克洋氏「予算委員会で石破総理の答弁が安定しているので、通常国会を通じ支持率が上がるのではないかという取材記事が見られるが、数字の変化を見ると疑問。総理の人柄は支持されるかもしれないが、政策自体についての違和感が、とくに若い世代にとっては色濃く表れている」 自民党が総選挙で公約した政策が若い世代に受け入れられていないのに対し、国民民主党は若い世代に向いた政策を出しているという認知が、若い世代にされているとし、「変えていくことを石破総理自身が強く打ち出していくことがたった一つのコツ」と語ります。 政策への支持は、次期参院選の比例投票先にも表れているとする米重氏。国民民主党の勢いと自民党の支持率の落ち、ネット調査と電話調査のギャップが明らかになっています。
この1か月では、税制改正の議論に方向性が出ると予想されます。結果によっては国民民主党の手柄として若年層に認識され、それが支持率にどれくらい影響するかが注目されます。 ネット調査と電話調査で差が生まれていることについては、世代間のギャップに火が付いている傾向があると米重氏。 米重氏は「若い人も政党や政策の選択肢があれば選挙に行くことが今年1年、選挙を見ているとわかった」とし、各党がどういう公約を参院選に向けて打ち出すか。それによって数字が変わるだろうと展望します。
「支持政党なし」層にも国民民主党の影響が
政党支持がない人の比例投票先に関する問いも、電話調査とネット調査で大きく傾向が異なりました。 電話調査の結果から「維新のほうが高齢者のカバレッジがある」とする米重氏ですが、やはり国民民主党のウェイトがここまで高いのは初めてだと言及します。 米重氏「ネットでも国民が二番手。維新などに比べて圧倒的な支持。国民民主党の支持率が徐々に伸びている」 今後の政策や発信によっては、さらに国民民主党の支持が高まる可能性があり、野党間のパワーバランスにも一定の影響を与える可能性があると指摘します。 米重氏は、「情報収集の媒体がマスメディア中心か、ネット中心なのかによってもギャップが出てくる」と指摘し、両方を見比べていくことで世論を理解していくことが必要と締めくくりました。