「史上最高の開会式」「インクルージョン革命」海外メディアは非難や抗議が集まったパリ五輪開会式と比較してパラリンピックの開会式を高評価
さらに「最後の晩餐」のパロディパフォーマンスや、マリー・アントワネットの処刑シーンなど表現したことで、非難や正式な抗議を受けることになったオリンピックの開会式との比較しながら、こう報じた。 「オリンピックの開会式とは異なり、パーティをダメにするようなパフォーマーのショットはなかった。気温は30度、雲ひとつない空の下、すべての行事が滞りなく進行し、競技場は満席となった。午後10時過ぎにフランス代表団がアリーナに到着する頃には、シャンゼリゼやその他の様々なシャンソンの音色が響き渡り、2024年の夏の精神が再び全開となった。ダンサー、ポップスター、DJを含む500人のパフォーマーが参加したセレモニーのタイトルはパラドックスで、テーマは不和から和合への旅だった」 パラリンピックのクリエイティブディレクターのトーマス・ジョリーは、この式典が、さらなる和解の必要性を探ると主張したという。 記事では「障害を持つ世界人口の15%と、そのニーズを無視する社会との和解だ」とし、ジョリー氏の「共により良く生きることは、相互の配慮から始まる。私たちは修復し、和解し、適応し、共に前進することができる」という談話を紹介。 「彼は不和から和解のテーマを掲げた」と伝えた。 またこれまでオリンピック、パラリンピックを多く取材してきたカナダCBC局のデビン・ハーロウ記者は、SNSに、こうポストした。 「これまで何度もスポーツの開会式に出席してきた。この時点で2時間半が経過している。今夜のパリは、誰ひとりとしてここから出て行った人はいない。超満員だ。アスリートたちを美しく称えている」 「ここコンコルド広場は、まさに歓喜の渦に包まれている。フランスが観客に紹介されたところだ。会場はダンスと歓声に包まれ、選手とボランティアはこの興奮に浸っている。パリのパラリンピアンにとって、魔法のような夜だ」 一体となった開会式の様子は多くの感動を与えたようだ。
【関連記事】
- 異常数値だ!「出場選手の10%が胃腸炎発症」やはりパリ五輪の“汚れた”セーヌ川はやばかった…東京五輪では3%以下の発症率
- なぜ パリ五輪で卓球男子はメダル“ゼロ”?「水谷隼がいた頃の選手層がない。自費で国際大会に参加している現状」団体3位決定戦に敗れ“惨敗”に終わった理由を元オリンピアンが解説
- 反則理由「不明」って何?柔道女子78Kg級で高山莉加がまた“不可解判定”で反則負け…五輪公式サイトは3つ目の指導理由を「Undetermined」と記す
- 早田ひなの発言が中国のSNSで物議…中国メダリスト2人がweiboのフォローを外し石川佳純氏と張本智和にまで飛び火?
- 「フランスが負けた腹いせ?」パリ五輪男子バスケ金メダル米国代表のNBAカリーの美人妻が現地観戦後に仏警察とのトラブルで涙