チャンポン・ジャオ氏、9月29日に刑務所から釈放予定
現在4ヶ月の刑期を務めている、暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)創業者であるチャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao)氏は、今月末には自由の身となる。 米連邦刑務所局のウェブサイトによると、受刑者番号88087-510のジャオ氏は、9月29日に釈放される予定。カリフォルニア州中部海岸にある警備の薄い刑務所ロンポックIIに収監されてから118日後にあたる。ジャオ氏はロンポックIIで3ヶ月を過ごした後、8月下旬にカリフォルニア州サンペドロの社会復帰訓練所に移送された。 ジャオ氏は4月に4ヶ月の実刑判決を受けた。バイナンスで適切な顧客確認(KYC)プログラムを用意しなかったとして銀行秘密法違反の罪を認めてから5ヶ月後のことだ。有罪答弁の一環として、ジャオ氏は5000万ドル(約70億円、1ドル140円換算)の罰金支払いとバイナンスCEOの退任にも同意した。 ジャオ氏の退任後、アブダビとシンガポールの両方で規制当局者を務めた経験を持つリチャード・テン(Richard Teng)氏が後任のCEOに任命された。ジャオ氏に対する告発に加え、バイナンスも米国の制裁法と送金法違反で刑事告発され、43億ドル(約6020億円)を支払って和解することに同意した。 |翻訳・編集:林理南|画像:CoinDesk|原文:CZ Set to Be Released From Prison on September 29
CoinDesk Japan 編集部