女子高生4人を逮捕 遊ぶ金欲さに…高額アルバイトをSNSで探し、「現金を受け取り運ぶ仕事」請け負う 詐欺の疑い 受け子や出し子など、事件ごとに役割を分担 1件で1人数万円、指示役から報酬
埼玉県内や都内で発生した特殊詐欺事件4件で、女子高校生4人が事件ごとに受け子や出し子など役割を分担し、被害者らから現金計約290万円をだまし取っていたとして、朝霞署は13日までに、詐欺の疑いで、県内在住の15~17歳の女子高校生4人を逮捕、さいたま地検に送検した。4人は「遊ぶ金が欲しかった」と動機を供述しているという。 逮捕、送検容疑は氏名不詳者と共謀し、7月19日と同月25日、東京都荒川区の女性(71)方と狭山市の男性(83)方に息子らを装って電話し、「女性を妊娠させた。示談金が必要だ」などとうそを言って、さいたま市や男性方付近で、現金計210万円をだまし取った疑い。詐欺4件の被害は計約290万円に上る。 同署によると、4人は県内の高校2校に在籍する友人同士。高額のアルバイトを探していた高校1年の女子生徒(16)が、交流サイト(SNS)で「現金を受け取り運ぶ仕事」を見つけ、仕事を請け負って、他の女子生徒らを誘うなどした。都内の公園や路上で、指示役から1件で1人数万円の報酬を受け取ったという。
10月17日までに4人を逮捕し、3人を再逮捕。今月13日に狭山の事件で、16歳を追送致して捜査を終結した。