【卓球】日本卓球協会強化本部、日本代表次期監督を1月19日に発表。男女とも新体制か?
3年以上にわたって強化本部からの強化指針はなかった。パリ五輪の結果をどう総括しているのか
日本卓球協会は1月19日に記者会見を開き、男女日本代表ナショナルチームの新監督を発表することをメディアにリリースしている。現監督である男子の田勢邦史氏、女子の渡辺武弘氏の任期は3月末までとなっているが、すでに渡辺氏は退任を表明しており、男子も新監督が就任する見通しとなっている。 昨年12月の理事会後の会見で馬場美香強化本部長(写真)は、次期監督候補への打診を始めたことを明かし、1月19日に強化本部としての今後の方針も発表すると述べていた。女子の渡辺監督は以前からパリ五輪後の退任を希望していて、新任の女子監督はほぼ決まっていると言われていた。 12月の時点で時期監督への打診と交渉を口にしたことで、男子の現監督の続投はないという見立てができた。 なお、東京五輪後、「WTT(ワールドテーブルテニス)と世界ランキングが整備されていない」という理由で、日本独自の代表選考基準が設けられ、選手たちはWTT(ワールドテーブルテニス)のツアーと国内選考会を両立させる形で選考が進められた。 パリ五輪までの期間、強化本部は東京五輪後、3年以上にわたって具体的な強化指針を発表しておらず、パリ五輪のための代表選考基準やパリ五輪の総括もいまだ公表しないまま、今回の監督発表を迎える。 1月19日の記者会見では、新監督の発表だけでなく、強化本部としてどのような指針を掲げ、未来に向けた取り組みを進めていくのか注目が集まる。