【ジャパンC】ダノンベルーガにかかる史上最大の巻き返し ランドの記録を超えられるか
天皇賞(秋)で14着に敗れたダノンベルーガ(牡5、美浦・堀宣行厩舎)が、ジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)でGI初制覇を狙う。 【写真】ダノンベルーガこれまでの軌跡 ダノンベルーガは父ハーツクライ、母コーステッド、母の父Tizwayの血統。母は16年のBCジュヴェナイルフィリーズターフの2着馬。半妹のボンドガールは今年の秋華賞の2着馬。19年のセレクトセール当歳では1億6000万円(税抜)の高値で取引された。 2歳秋のデビューから新馬、共同通信杯とデビュー2連勝。しかし、クラシックでは皐月賞、日本ダービーともに4着。古馬との戦いに転じて以降も天皇賞(秋)は22年が3着、23年が4着、ドバイターフは23年が2着、24年が4着など、惜敗が続いている。ジャパンCは3年連続の参戦で22年が5着、23年が6着だが、立ち回り一つで上位争いになっていいだろう。 ジャパンC勝ち馬の前走最低着順は95年ランドの12着。ダノンベルーガは史上最高の「巻き返しV」となるか。10回目のGI挑戦での悲願成就を期待したい。 ※ジャパンC覇者の前走最低着順は95年ランドの12着。前走14着のダノンベルーガが勝てば“新記録”となる。また、前走の凱旋門賞で12着だったシンエンペラーが勝てば“タイ記録”となる。 【前走6着以下からジャパンCを制覇した馬】 88年ペイザバトラー:ロスマンズインターナショナルS 9着 91年ゴールデンフェザント:バドワイザーインターナショナル 7着 92年トウカイテイオー:天皇賞(秋) 7着 95年ランド:ブリーダーズCターフ 12着 02年ファルブラヴ:凱旋門賞 9着 07年アドマイヤムーン:天皇賞(秋) 6着 14年エピファネイア:天皇賞(秋) 6着 19年スワーヴリチャード:天皇賞(秋) 7着