横浜Mアンバサダー波戸康広さん「誰もが挑戦できる場を」 横須賀で人権考える催し
人権について考えるイベント「かながわハートフルフェスタ2024inよこすか」が7日、横須賀芸術劇場(神奈川県横須賀市本町)の小劇場「ヨコスカ・ベイサイド・ポケット」で開かれた。サッカー元日本代表で横浜F・マリノスアンバサダーの波戸康広さんらによるトークセッションなどが行われた。 「スポーツと人権」をテーマに行われたトークセッションで、波戸さんはJリーグ初の知的障害者チームとして発足した「横浜F・マリノスフトゥーロ」との関わりを紹介。「サッカーはボールを通じて思いや言葉を交わす場でもある。障害の有無に関わらず他者を尊重することや、誰もが挑戦できる場をつくっていくことが大切」と話した。 「全国中学生人権作文コンテスト」の県大会で受賞した中学生の表彰式も行われた。参加した8人のうち最優秀賞の4人が作文を朗読。日常の中で人権や多様性を守ることや、差別にあらがうことの大切さなどを訴えた。 イベントは県人権啓発活動ネットワーク協議会の主催で、約230人が参加した。
神奈川新聞社