新米出回ってもコメ価格高止まり…去年の1.5~1.8倍に「以前のようには下がらない」見方も 全町民約3万人に新米5キロ無料配布へ 福岡
テレビ西日本
今年の夏は「令和の米騒動」とも呼ばれるコメ不足が起きましたが、価格の高止まりはいまも続いています。 一体いつまで続くのか、福岡の現場を取材しました。
私たちの日々の食卓に欠かせない「白いご飯」、ほっかほかの炊き立てのご飯はたまりません。 そんなコメをめぐり今年の夏、スーパーでは購入に頭を悩ませる買い物客の姿が…。 ◆買い物客 「高いね。2割か3割ぐらい高くなっている」 ◆買い物客 「やっぱり高くて手が出ない」 「令和の米騒動」として全国的に問題となったコメ不足。 去年の猛暑による不作の影響や防災意識の高まりなどで、コメの需要が拡大したためとされ、今年の新語・流行語大賞の候補の1つにも挙げられています。
秋に収穫された新米によるコメ不足解消が期待されていましたが、現在のコメの価格はどうなっているのでしょうか? 福岡市内のスーパーを訪ねてみると…。 ◆記者リポート 「ご覧下さい、あちらにお米の販売コーナーが設けられています。夏には品薄だといわれていたお米ですが、現在は新米がずらりと並んでいます。福岡県産の夢つくしなどもあります」 コメの販売コーナーには福岡県産の「元気つくし」や「あきたこまち」などのコメがたくさん積まれていました。
しかしその価格を見ると「夢つくし」が5キロで3299円、「元気つくし」が3399円、人気の「あきたこまち」も含めてほとんどの商品が5キロで3000円を超えています。 店によると「令和の米騒動」と言われた夏場から高値の状態が続いていて、去年の価格と比べると1.5倍から1.8倍の価格での高止まりが続いているということです。
新米が入荷したのになぜ高止まりが続いているかというと…。 ◆エムズ美和台店 久松浩一店長 「夏場から米不足といわれて、ずっと尾を引いている状態。高い新米でも引き合いが多くて、なかなか値段が下がらない」
コメの価格が下がらない現状に消費者は…。 ◆買い物客 「2キロ、2人なので(買うのが)2キロなんですよね。だけど2キロが5キロの値段になってますね」 Q. 高い? 「高い、全部。困ってます。お金がないので」 Q.代わりの物は買う? ◆買い物客 「買いませんね。お米が好きですから」 中には、こんな声も。 Q.最近お米買いましたか? ◆買い物客 「いいえ」 Q.どうして? 「お米が高いから」 Q.代わりに何を? 「パックご飯」 Q.どうして? 「安く買えるので」