米兵が事故後、住民の車で寝る 伊江村で物損事故、軍が謝罪 沖縄
伊江村の伊江港で10月30日、Yナンバー車両による物損事故が発生し、運転手とみられる米海兵隊員が、港内に駐車されていた住民の車内で寝ているところを発見されていたことが13日、分かった。米軍幹部らが同日、村役場に名城政英村長らを訪ね、謝罪した。 【写真】尚学院のドア壊す 米軍関係者とみられる男を取り調べ
村によると10月30日午前6時ごろ、伊江港内の屋根付き歩道の柱にぶつかって放置されたYナンバー車両が見つかった。発見した村民が県警に通報。現場近くにあった村民の車で寝ていた海兵隊員への飲酒検査で基準値を超える0・85ミリグラムのアルコールが検知された。 同31日、伊江村議会は、米兵による飲酒運転に対する意見書を可決し、沖縄防衛局と外務省沖縄大使に要請した。 13日、米軍幹部と面会した名城村長や村幹部によると、村からは「リバティー制度」の徹底順守や、基地外に出る際のアルコールチェックの強化を強く求めた。米軍幹部らは、運転手とみられる海兵隊員について「厳しい監視下にある」と説明し、アルコールチェックの強化に取り組むことを強調したという。 村関係者によると、村内で米兵による事故は7月にも発生しているが、県警はいずれも広報事案ではないとして公表していない。
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