真剣な表情で対局する小学生

　小学生が将棋日本一を競う「大山名人杯争奪第23回全国小学生倉敷王将戦」（岡山県倉敷市、日本将棋連盟など主催）が3日、同市中央の市芸文館で開かれ、高学年の部は京都府の永山遥真さん（6年）、低学年の部は宮城県の森晴哉さん（2年）が優勝した。 　都道府県予選の通過者ら127人が高学年、低学年の2部門に分かれて対局した。それぞれ7、8人ずつの8組で予選リーグを行った後、各組1位による決勝トーナメントを実施。子どもたちは真剣な表情で盤面を見つめ、考え抜いた一手を繰り出していた。 　菅井竜也八段（岡山市）や狩山幹生四段（倉敷市）らの指導対局もあった。 　大会は、倉敷市出身の故大山康晴15世名人にちなんで1995年に始まり、2002年から全国規模となった。歴代優勝者には03年高学年の菅井八段、11年低学年の藤井聡太七冠らがいる。 　他の上位入賞者は次の皆さん。（敬称略） 　高学年　(2)寺田逞真（大阪府）(3)北川大樹（千葉県）松本樹季（神奈川県）▽低学年　(2)鬼頭慶（静岡県）(3)千葉健太郎（栃木県）宮野智輝（東京都）