この1話だけでも観てほしい 『真夜中ぱんチ』第4話はとにかく泣ける神回に
劇中劇へのこだわりがものすごい『義妹生活』第5話
第3話で衝撃展開がありつつも、相変わらず悠太と沙季という義理の兄妹の微妙な距離感の生活を淡々と描く『義妹生活』ですが、今回は悠太とバイト先の先輩女性・栞が映画のレイトショーを観に行くというエピソードでした。 この話に関しては映画と栞の思いのリンクや、栞と沙季のやり取りなんかももちろんよかったのですが、劇中劇となる映画『蒼い夜の隙間』へのこだわりがとにかく印象的。作中でちょっと流れるだけでなく、おそらく今回の話の1/4くらいのボリュームがあったのではないかと思われますが、『義妹生活』とまったく違う世界観のケモミミな少年&少女のお話で、音楽シーンあり、実写での切り絵ありと見どころ充分。かつて『SHIROBAKO』の劇中劇『第三飛行少女隊』はアニメ1話分が制作されましたが、本作も「これだけでアニメ1本観たい」と思わされる魅力的な内容であり、やはり『義妹生活』は侮れない。
やっぱり楽しい地方のPRアニメ『うじには物語がある』
最後はTVアニメではなく京都府宇治市のPRアニメ。軽快なジャズに乗せて、宇治にやって来た女性が“見返りうさぎ”を追いかけながら観光名所などを巡るという内容です。そんな本作を京都アニメーションが制作という納得感と共に「さすが京アニ」という美しさで満足感もすごい映像なのですが、これ、当初は2分ほどの尺の予定だったのが6分30秒になったとのこと。当地に本社があるとは言え、何なんだその力の入れ方は。 当連載では過去に岩手県大槌町の『大槌超神楽ダイハンマー』を紹介しましたが、こういった地方や企業のPRアニメはTVアニメとはまた違ったユニークさが面白いのでドンドン作られてほしい。 参照 ※ https://www.mayopan.jp/movie/
はるのおと