中学3年生の息子が突然「県外にある全寮制の高校に入りたい」と言い出しました。食費・光熱費込で月5万らしいですが高いですよね?
文部科学省「令和4年度私立高等学校等初年度授業料等の調査結果」より筆者作成 実際の学費は学校ごとに異なるため、募集要項などでしっかり確認しましょう。 ■その他の生活費 「令和4年度学生生活調査」によると、大学生の食費・住居・光熱費以外の生活費の年間平均額は図表3のとおりです。 【図表3】
独立行政法人 日本学生支援機構「令和4年度学生生活調査」より筆者作成 高校生の生活費も、同程度の水準がひとつの目安となるでしょう。また、「令和3年度 教育費負担の実態調査結果」によると、高校生・大学生の自宅外通学者への仕送り額は、年間平均95万円です。アルバイトの可否などによって仕送りが必要な金額は左右されるため、校則などを確認したうえで本人と話し合って金額を決めるとよいでしょう。 ■部活動などの費用 進学先選択の理由が部活動などである場合は、部活動に必要な用具や遠征などの費用を見積もっておく必要があります。ユニフォームなどの初期費用のほか、部費や消耗品の費用、合宿・遠征費など都度発生する費用もあり、トータルでは100万円単位の支出になるケースもあるでしょう。
全寮制高校での生活にかかる費用をシミュレーションしてみよう
全寮制の高校に進学する場合、寮費は住居を別に借りて自宅外通学をするケースと比べて割安である可能性があります。ただし、在学中に必要な資金は学費や仕送り、部活動にかかるコストなどをトータルで考えることが必要です。 募集要項や過去のデータなどを参考にしながら、在学中に必要な費用をシミュレーションし、資金面でムリがないかどうかを検討してみましょう。 出典 独立行政法人 日本学生支援機構 令和4年度学生生活調査・高等専門学校生生活調査・専門学校生生活調査 日本政策金融公庫 教育費に関する調査結果 文部科学省 令和4年度私立高等学校等初年度授業料等の調査結果について 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部