債券は上昇、地政学リスク警戒で安全資産志向-米金利低下の流れ
(ブルームバーグ): 20日の債券相場は上昇。ウクライナとロシアを巡る地政学リスクが警戒される中、安全資産の米国債が買われた流れを引き継いでいる。
三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは、国内で国債入札や買い入れオペなど需給材料が予定されておらず、地政学リスクの高まりによる海外金利低下の流れを「素直に引き継いだ流れになりやすい」と指摘した。
一方、20年国債入札を21日に控えるほか、日本銀行の追加利上げに対する警戒や財政拡大への不安も根強く、一方的に買い進まれることはないだろうとも稲留氏はみている。
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Daisuke Sakai