「お父さんの助言だけじゃない」なでしこ“魔法の30m弾”全真相…19歳谷川萌々子の証言でわかった“異次元すぎ視野”「パスがズレた瞬間に」
パリ五輪、男女を通じてサッカーで最もインパクトを残したのは谷川萌々子(19歳)だ。一躍なでしこジャパンの新世代エース候補として名を上げた彼女とはいったい何者なのか――知られざる小学校から高校時代、ブラジル戦で叩き込んだ30mスーパーゴールの“全真相”とともに、単独インタビューに応じてくれた。〈NumberWebノンフィクション/全3回の1回目/#2、#3につづく》〉 【レア写真】「12歳のモモコ、グランパスで主将だったの!?」かわいらしいけどスゴい天才少女時代に「魔法みたい」谷川30m弾の連続写真…清楚な薄黄色ワンピの私服姿や欧州での無双も全部見る
サッカーをやっていて幸せだなと感じた瞬間でした
サッカー王国のブラジル人記者をして 「魔法」と評しつつ唖然とさせ、英公共放送『BBC』でも掛け値なしの「ベストゴール」と絶賛された。 パリ五輪でスーパーゴラッソを叩き込んだ19歳のワンダーガール。谷川萌々子には、今までになかった感情が湧き上がっていた。 「なんて言うんだろう……自分自身、たくさんの方が見てくれる中でのプレーはすごくワクワクしますし、サッカーをやっていて幸せだなと感じた瞬間でした」 パリ五輪のなでしこジャパンが世間に最大のインパクトを与えたのは、谷川がブラジル戦後半アディショナルタイムに決めた30mのロングシュートだった。 世代を問わない国際大会初出場での代表初得点。知る人ぞ知る存在だった谷川が、一躍なでしこ新世代を担う新星として、一躍脚光を浴びた。試合後のフラッシュインタビューでは、“ブラジルのGKが前に出る傾向がある”と父からメッセージで伝えられたことを明かしたことが話題になった。ただ……。 「試合後の興奮した状態でインタビューに答えていたので、お父さんの話を出してしまったんです」 所属先のFCローゼンゴード(スウェーデン)に旅立つ数日前、リモート取材に応じてくれた谷川は、画面越しで照れ笑いを浮かべつつ、こう続けた。 「もちろん、お父さんのメッセージが、自分の中で無意識というか頭のどこかに入っていた状態でピッチに立っていたのかな。それは良かった1つの理由だと思います」 あのゴールが生まれた要因に、父の助言があったことはたしかだし、感謝の念は尽きない。後述するが、ゴール直後には両親への思いがほとばしっていたのだから。
【関連記事】
- 【つづき→】「男子チームで主将」「水族館リフティング」谷川の“天才少女伝説”は本当か?「親元を離れて福島に…」
- 【つづき→】ドイツで絶賛「モモコは惑星で最高峰の若手だ」谷川萌々子は何がスゴい? 名門が「もう一度来て」と懇願した理由
- 【レア写真】「魔法みたい」世界が絶賛・谷川30m弾…「12歳のモモコ、グランパスで主将だったの!?」可愛らしいけどスゴい天才少女時代や清楚な薄黄色ワンピの私服姿なども全部見る
- 「無残な負け。もうダメ」なでしこ谷川萌々子30m弾にガク然も…銀メダルで“手のひら返し”ブラジル女子サッカー暗黒史「約40年も禁止令が」
- 「あの一発でこんなに…」なでしこ谷川萌々子の“五輪30m弾”だけでない衝撃…熊谷紗希が「相手にモモコはいないから大丈夫!」声かけした日