大畠襄さん死去、93歳 サッカー・ドクター草分け
日本のサッカー・ドクターの草分けで国内外のスポーツ医学の発展に尽力した大畠襄(おおはた・のぞむ)さんが9日、東京都内の病院で死去した。93歳。東京都出身。 整形外科医として1964年からサッカーの医事活動に携わり、70年から約10年間、日本代表初のチームドクターとして従事。国際サッカー連盟(FIFA)のスポーツ医学委員を24年間、日本協会とアジア連盟(AFC)では同委員長を約20年間務め、95年にはJリーグにドーピング検査を導入した。 母校の慈恵医大では教授、健康医学センター長などを歴任し、スポーツ障害の治療や研究に取り組んだ。2010年に日本サッカー殿堂入り。